アメリカ・カリフォルニア州で、とある住宅の浴室の壁の中から、かすかに声が聞こえてくるという謎めいた出来事がありました。
家主の女性が声に気づいたのは、2025年9月26日の早朝。浴室の壁の中から、なにやら動物が鳴くような声が聞こえるので、すぐに動物保護団体に通報しました。
通報を受けて、動物保護団体「カークランド財団」のスタッフが女性の自宅へ急行します。
現場に到着したスタッフも声が聞こえるのを確認すると、浴室の壁に穴を開けていいか、女性に尋ねました。女性は最初、躊躇しましたが、最終的には了承。スタッフが壁に穴を開け、中の状況を確認すると……やがて中から謎の声の正体が姿を見せました。
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声の正体は、なんと2匹の子猫……!!
スタッフは、まずトイレ横の壁の隙間から1匹目の子猫を救助。次に、洗面台の後ろに挟まっていた2匹目の子猫を慎重に助け出しました。2匹ともほこりまみれで少し弱っていましたが、幸いにも健康状態は良好でした。
救助後、TNRチーム(地域猫の管理チーム)が待機しており、子猫たちはすぐに保護施設に運ばれ、体調が確認されました。食事と休息を十分に取れば、回復に時間はかからないとのことでスタッフは安堵したようです。
ちなみに、なぜ2匹が壁の中に閉じ込められてしまったのかは不明。ただ現場の状況から、おそらく屋根裏で遊んでいるときに壁の隙間に転落し、そのまま閉じ込められてしまったのではないかと考えられています
救助された際に、ほこりまみれだった体を一生懸命にふるった姿がとてもかわいく印象的だったことから、子猫たちにはDusty(ダスティ)とPowder(パウダー)という名前がつけられました。
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いま、ダスティとパウダーは元気に育ち、もうすぐ里親に迎えられる年齢になるとのこと。「それまでもうしばらくは、愛らしい2匹とのひとときを楽しみたい」と、カークランド財団のスタッフたちは話しています。
この一件がSNSでシェアされると、ユーザーたちからは「なんてぴったりの名前!」「無事に救助されて本当によかった(涙)」「救助スタッフさん、お疲れさまでした」「2匹に素敵な飼い主が見つかりますように」といった温かいコメントが寄せられています。
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