写真 「100円均一だから」とあなどるのはもう昔の話。最近のDAISO(ダイソー)では、日常に役立つ家電やデジタル系アイテムが次々登場し、SNSでも「これでこの価格!?」と驚きの声が広がっています。今回は、筆者が実際にチェックして「これは使える!」と感じた5つのアイテムを紹介。便利さや意外な使い道まで、暮らしの中でのリアルな活用シーンを交えてレポートします。
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●やっぱり侮れない! 今注目すべきは「家電・ガジェット」
100均といえば、文房具やキッチングッズ、収納アイテムの宝庫というイメージが強いと思います。私自身も、子どもが生まれてからは離乳食作りや片付けに便利な小物をよく買い足していて、生活のちょっとした困りごとを解決してくれる存在として頼りにしています。
さらに最近、じわじわと存在感を増しているのが「家電・デジタルグッズ」。ダイソーの公式オンラインストアをのぞくと、「ミニ扇風機・加湿器」「イヤホン・スピーカー」「PC関連」など、従来の「100均ジャンル」を飛び越えたアイテムがかなり充実していると分かります。
「100円(税別)で買えるちょっとした小物」という枠を超え、500円や1000円(ともに税別、以下同じ)の商品も増え、「ちょっと試してみたい」から「実際に毎日使える」アイテムへと進化しているのが今のダイソー。今回はその中から、特に人気・話題になっているアイテムを厳選し、5つご紹介します。
●ダイソーで注目の5アイテム!“使える100均”の最前線
首振りミニ扇風機(770円)
夏場の必需品として定着したハンディ扇風機。ダイソーの公式サイトでも「ハンディファン」「折りたたみ式USBファン」など複数の商品が紹介されています。
正直、最初は「夏が終わったら出番なし」と思っていたんです。でも実際に手に取ってみて気づいたのは、「コンパクトで風を送る」機能が夏以外でも意外と活躍すること。
たとえば、解凍後の離乳食を少しでも早く冷ましたいとき。熱々のおかゆにそっと風を当てるだけで、子どもにあげられる温度までスッと下げてくれるので、他の作業をしながら、離乳食を冷ますのに使用しています。同じ要領で、お弁当を詰めたあとに蒸気を飛ばしたいときにも便利ですよね。
もちろん、リチウムイオン電池を使う充電式タイプが多いので安全面で注意が必要ですが、中には乾電池式タイプもあるため、自分の用途や安心感で選べるのもポイントです。“夏だけのアイテム”と思っていたのに、実は1年中出番がある……そんな新しい使い道を発見しました!
USB式加湿器(550円)
ダイソーの人気シリーズのひとつが「USB式加湿器」。カプセル型やパンダデザインなど、見た目がかわいい商品が多く、税別500円〜1000円の価格帯で展開されています。USB給電なのでデスクや寝室に気軽に置けて、空気が乾燥しがちな季節に重宝。実際に使ってみると、ふんわりとしたミストが静かに立ち上がり、夜中に喉がイガイガするのを防いでくれるような安心感がありました。
子ども部屋に置くのもアリですが、倒れやすい場所は避けるのが◎。
私は書斎のデスクにちょこんと置いて、“癒しアイテム”として眺めつつ、加湿もしています。かわいい見た目と実用性のバランスがちょうどよく、「これがダイソー!?」と驚かされる代表格ではないでしょうか。
ワイヤレス静音マウス(770円)
PC周りのグッズも充実しているダイソー。中でも注目なのが、770円で買える「ワイヤレス静音マウス」。USBレシーバーを差し込むだけで使える手軽さと、クリック音が気にならない“静音仕様”がポイントです。
サイズ感も標準的で、ノートPCと一緒に持ち歩くのにもぴったり。シンプルなデザインなので、100均のアイテムとは思えないほど自然にワークスペースになじみます。
他にも淡いピンクのカラーがかわいいBluetoothマウスが550円など、PC周りのアイテムの中でもワイヤレスマウスは注目です!
電卓+電子メモパッド(550円)
「計算」と「ちょっとしたメモ書き」が同時にできる、ユニークな商品がこちら。
子どもの予防接種のスケジュールや買い物リストを考えるとき、頭の中がごちゃごちゃしてしまう私にはぴったり。計算結果をすぐ横に書けるので、「あれ、さっきの数字なんだっけ?」とならずに済むんです。
紙のメモを使わないのでエコですし、書いたものはワンタッチで消去できるのも気持ちいい!
【Standard Product】Bluetoothスピーカー2 円筒形型 SP(550円)
最後はダイソーの姉妹ブランド「Standard Product」のUSBスピーカー。「ちょっと音楽を楽しみたい」「動画をもう少し大きな音で聴きたい」というときに便利です。全国にあるStandard Productの店舗に加え、オンラインショップでも購入できます。
サイズは手のひらサイズで、ノートPCやタブレットの横に置いても圧迫感なし。音質は高級スピーカーにはもちろん敵いませんが、在宅ワークで会議の音声をクリアに聴くには十分。家族が寝ている時間帯でも、小さめの音量で手元に近い場所に置けば周りに迷惑をかけずに済むので、ちょっとした工夫で“使えるアイテム”となっています。
●100均クオリティを超える“便利すぎる”の宝庫
今回紹介した5つのアイテムはどれも、値段に対して高機能で「100均でここまでできるの!?」と感じたものばかり。
暮らしの中で「もうちょっとこうだったらいいのに」を叶えてくれるアイテムが、身近なダイソーで買える。これはやはり、大きな進化だと思います。
安さに加えて「実際に使える」という驚きをくれるダイソーの家電・デジタルグッズ。これからも新商品がどんどん出てきそうで、ますます目が離せません。
武田千冬
美容誌や女性ライフスタイル誌、コスメのクチコミメディアで10年以上の編集・ディレクター経験を経て、現在は美容やライフスタイル領域をメインに活動するフリーライターに。2025年春に第一子を出産し、妊娠・出産・子育てなど女性のライフステージに関連するカテゴリでも実体験をベースにコラムなどを執筆。