中国・上海の港で積み上げられたコンテナ=9月8日(AFP時事) 【北京時事】中国税関総署が20日公表した9月の貿易統計(詳報)によると、米国産大豆の輸入量はゼロだった。米国産が記録されないのは2018年11月以来ほぼ7年ぶりで、貿易摩擦の影響が表れた。
中国にとって米国は主な大豆調達先の一つ。昨年9月は約15%が米国産だった。ただ、今年3月には米国が中国からの全輸入品に対する関税を10%追加。中国は米国産大豆に対する10%の追加関税措置などで報復し、同時にブラジルなど米国以外からの調達を加速させていた。