ノッティンガム・フォレストとの交渉が報じられたダイチ氏 [写真]=Getty Images ノッティンガム・フォレストが今シーズン3人目の指揮官招へいに迫っているようだ。20日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。
昨シーズンのプレミアリーグを7位で終え、最終的にはヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得したノッティンガム・フォレスト。しかし、躍進に導いたヌーノ・エスピリト・サント元監督はクラブの共同オーナーを務めるエヴァンジェロス・マリナキス氏との関係悪化によって、今シーズンのプレミアリーグ第3節終了後に電撃解任。アンジェ・ポステコグルー氏を今シーズン2人目の指揮官として招へいした。
しかし、かつて横浜F・マリノスやセルティックを率い、昨シーズンまでトッテナム・ホットスパーを指揮していたオーストラリア人監督の下で成績は悪化。就任後の公式戦8試合を2分6敗という成績で終えると、現地時間18日に行われたプレミアリーグ第8節チェルシー戦(0−3●)の終了から程なくして解任が発表された。39日間という在任期間はプレミアリーグ史上2番目の短さとなっている。
混乱に陥っているノッティンガム・フォレストだが、今シーズン3人目の指揮官就任が近づいている模様だ。報道によると、ショーン・ダイチ氏との交渉が急速に進展し、すでに監督就任で口頭合意に達したとのこと。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ノッティンガム・フォレストとダイチ氏との交渉がすでに最終段階まで到達していると指摘。早ければ現地時間20日月曜日に契約書への署名が行われる見込みだという。
一方、ダイチ氏と並んで有力候補となっていたロベルト・マンチーニ氏とは合意に至らなかった模様だ。
現在54歳のダイチ氏は現役時代にノッティンガム・フォレストやワトフォードでDFとして活躍。2007年の引退後は指導者に転身し、2012年10月に就任したバーンリーでは2度のプレミアリーグ昇格ならびにトップ10フィニッシュを達成するなど手腕を発揮した。2023年1月からはエヴァートンを率いていたが、成績不振により今年1月に解任されている。