今季からフェイエノールトで活躍している渡辺剛 [写真]=Getty Images フェイエノールトを率いるロビン・ファン・ペルシ監督が日本代表DF渡辺剛の状態について言及した。19日、オランダメディア『vi.nl』がコメントを伝えている。
かつてアーセナルやマンチェスター・ユナイテッド、オランダ代表などで得点を量産したファン・ペルシ監督のもと、エールディヴィジで首位を快走しているフェイエノールト。ここまで8勝1分無敗のチームを最前列で牽引しているのが日本代表FW上田綺世で、ここまで得点ランキングトップの11ゴールを記録。現地時間19日に行われたヘラクレス戦では前半だけでハットトリックを達成するなど、勢いは止まらない。
上田が攻撃の柱ならば、守備の柱となっているのが今夏にヘントから加入した渡辺だ。すぐさまファン・ペルシ監督の信頼を獲得し、スロバキア代表DFダヴィド・ハンツコ(現:アトレティコ・マドリード)の抜けた最終ラインに定着。今シーズンここまで公式戦12試合で2ゴールを記録し、エールディヴィジでは開幕から8試合連続でフル出場していた。
しかし、7−0で大勝したヘラクレス戦ではメンバー外に。ファン・ペルシ監督は、渡辺のコンディションについてヘラクレス戦前に次のように明かしていた。
「それほど深刻ではないと判断していた。一昨日は個人トレーニングを行い、昨日は全体トレーニングにも一部参加したが、本人が不調を訴えたんだ。残念ながら痛みは続いている。日本代表で2試合にフル出場し、彼にとっては新しいリズムだったんだ。パラグアイとブラジルとの厳しい2試合を戦ったので、そこにリスクがあったのかもしれない。木曜日の試合(ヨーロッパリーグ)に出場できるかは疑わしいし、週末のリーグ戦まで続く可能性もある」
なお、オランダメディア『AD』は欠場理由がふくらはぎの負傷によるものだと伝えつつ、ファン・ペルシ監督の言葉通り、現地時間23日に控えるパナシナイコスとのヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第3節や26日のエールディヴィジ第10節PSV戦の出場可否も不透明と指摘している。