【アルテミスS展望】前走未勝利組のドナルンバが重賞初制覇を狙う

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2025年10月21日 06:00  netkeiba

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ドナルンバ(撮影:小金井邦祥)
 後のGI馬を多く輩出している2歳牝馬の重要な一戦、アルテミスステークス。阪神JFへ向けて各馬が賞金加算を狙う重要なステップレースであり、今年も素質馬が顔を揃えた。過去のデータからレースの傾向を分析し、未来のヒロイン候補を探っていく。

1.前走未勝利組の好成績に注目

 過去のデータを見ると、前走で未勝利戦を勝ち上がってきた馬が[5-4-3-18]と、複勝率40.0%という非常に高い数値を記録している。さらに複勝回収率は131%に達しており、馬券的な妙味も大きい。新馬戦勝ちの馬(複勝率20%)やオープン特別を戦ってきた馬(同6.3%)と比較してもその信頼度は群を抜いている。

2.距離短縮で臨む馬が有利な傾向

 前走の距離別に成績を見ると、今回距離を短縮して臨む馬が[7-1-3-18]で複勝率37.9%と好成績を収めている。勝率24.1%、単勝回収率401%という数字も驚異的だ。これに対し、同距離組は複勝率23.3%、距離延長組は7.1%と数値を落としており、より長い距離でスタミナの裏付けがある馬が、マイルの距離でパフォーマンスを上げていることがわかる。スピードだけでは押し切れない流れになりやすいことを示唆しているデータだ。

3.前走で後続に差をつけた馬が優勢

 前走の着差に注目すると、0.6秒以上差をつけて勝っている馬が好成績。[4-4-2-8]で勝率22.2%、複勝率は55.6%と驚異的。単勝・複勝の回収率もともに100%を超えている。僅差で勝ち上がってきた馬に比べ、既に高い能力の片鱗を見せている馬がここでも順当に好走する傾向が強い。2歳戦とあって、完成度の高さがレース結果に直結しやすいと言えるだろう。

 ドナルンバは未勝利組で、前走1800mからの距離短縮ローテーション。2つの有利なデータを兼ね備えており、ここでの好走確率はメンバーの中でも随一と見た。重賞初挑戦でも勝ち負けを期待できる。

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