左脇腹痛からの完全復活を目指すソフトバンク近藤健介外野手(32)が23日、日本シリーズへ万全を強調した。みずほペイペイドームで行われた全体練習に約1カ月ぶりに1軍合流。ライブBP(実戦形式の打撃練習)で計4打席立ち、3安打、1四球と貫禄の姿を見せた。
「結果、内容より、今日は怖さもなく(打席に)立てたのは良かった」
1打席目は勝ちパターンの一角を担う藤井と対戦。カウント2−2からの5球目、外角直球を流し打ち。さすがのひと振りで左中間を破る二塁打を放った。2打席目は津森から中前打をマーク。4打席目は左腕・大江から右翼線二塁打と、無人のドームに快音を響かせた。25日からの阪神とのセ・パ頂上決戦へ「打撃に関しては大丈夫かなと思います。試合に出られるまでは回復している」とうなずいた。
現状ではDH起用、代打起用が濃厚だ。走塁面に関しても「だいぶ良くなっている。ある程度のレベル、強度は出せるかなと思います」と振り返った。
昨季はDeNAに2連勝スタートも、そこから4連敗で日本一を逃した。「悔しさはみんな持っていると思います」とナインの思いを代弁し、「(CSファイナルで)激闘している中、いれなかったのは、ほんと悔しい思いで見ていました。みんなの頑張りで(日本シリーズに)立たせてもらえる。しっかり活躍できるようにと思ってリハビリはやっていました」と決意をにじませた。
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