ホワイトハウスの庭で記者団の質問に答えるベセント米財務長官=22日、ワシントン(EPA時事) 【ワシントン時事】ベセント米財務長官は22日、中国との閣僚級貿易協議を25、26両日にマレーシアのクアラルンプールで開くと明らかにした。月末で調整する韓国での首脳会談を前に地ならしを進める。FOXビジネスとのインタビューで語った。
一方、米政権は米国製ソフトウエアの対中輸出規制の強化を検討している。中国によるレアアース(希土類)の輸出規制強化に対抗する。韓国での首脳会談を前に駆け引きが続いている。
閣僚級協議には米国からベセント氏とグリア通商代表部(USTR)代表、中国からは何立峰副首相が参加する見通し。閣僚級の貿易協議はスイス、英国、スウェーデン、スペインに続き5度目となる。
ベセント氏は「2日間で非常に綿密な協議を行う予定だ」と語った。グリア氏は22日、CNBCテレビで中国との協議について「前進の余地があるか探る」と述べた。