<プロ野球ドラフト会議>◇23日
JR東日本の高橋隆慶内野手(23=中大)が、ソフトバンクから5位指名を受けた。
中大時代の打撃練習では1学年上の森下翔太外野手(阪神)以上の打球飛距離を誇りながら、肝心の試合では打てない、当たらない。大振りが目立ちチャンスで1本が出なかった。4年時にはプロ志望届を出したものの、指名漏れを経験。あの悔しさをバネに、レベルの高い社会人野球の舞台で飛躍した。
練習から確実性を上げることに時間を割き、がむしゃらに量をこなした学生時代から一転。目的や狙いを考えながら取り組み、チャンスで大ぶりが目立った学生時代の課題を克服。今季は社会人トップクラスが集う都市対抗で2試合に出場し10打数5安打1打点を挙げ、公式戦打率3割5分超をマーク。シーズン通して安定した成績を残した。目指すのは「中大時代の先輩の森下さんや牧さんのように勝負強さが売りの選手」だ。尊敬する先輩たちと同じ右の強打者になるべく、ここからが勝負だ。
◆高橋隆慶(たかはし・たかのり)2001年(平13)12月21日、茨城・古河市生まれ。小学3年で野球を始める。ダックス野球スポーツ少年団、総和北中、明秀学園日立、中大を経て、JR東日本では右の長距離砲として今季4番に座る。昨年のU23W杯優勝メンバー。趣味はテレビゲームとスマホゲーム。大事にしている言葉は「感謝」。186センチ、94キロ。右投げ右打ち。
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