【スポクラ】グランドファイナルズ開幕…そもそもスポーツクライミングとは?米露で発祥の歴史

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2025年10月24日 06:01  日刊スポーツ

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IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025のボルダー予選に出場した天笠颯太(左)と中村真緒(C)CB/Sutterz

国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が新設したシーズン最終戦「IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025」が23日、開幕した。会場は、パラスポーツと共生する街・福岡県飯塚市。男女の個人種目やパラ競技の垣根を越えた総合大会で、世界初の国別対抗戦、国内初となる「健常者とパラクライミング一体」の試合が4日間にわたって行われる。


そもそも「スポーツクライミング」とは? 登山の岩登り、岸壁をよじ登る(ロッククライミング)から分岐して生まれたスポーツで、リード種目は米カリフォルニア州ヨセミテで発祥した。複数のルーツがあるとされ、スピード種目はソビエト連邦(現ロシア)の自然の岩場で、規定の高さまで登る速さを競った行事が始まりとされている。


山国の日本でも1950年代から競技者が存在していたといい、盛んになったのは80年代になってから。愛好家を含めた今の競技人口は約60万人という。


日本山岳・スポーツクライミング協会によると、その中でも正式な選手登録者(25年4月24日現在)は3062人。ジムの店舗数は全国で500軒を超えているとの情報がある。


日本選手権に当たるジャパンカップが87年から行われており、国体山岳競技の種目にも取り入れられた。新型コロナ禍で21年に延期された東京五輪で、初採用。スピード、ボルダー、リードの3種目「複合」で争われた。


24年パリ五輪はスピードが単独の種目になり、ボルダーとリードの複合が実施された。28年ロサンゼルス五輪では、全3種目がそれぞれ独立した単種目で実施される。


■大会名 IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025(IFSC NATIONS GRAND FINALE/IFSC PARA CLIMBING MASTER)


■日程 2025年10月23日(木)〜26日(日)


□23日(木)午前10時30分〜リード予選、午後2時30分〜ボルダー予選


□24日(金)午前10時〜ボルダー敗者復活戦、午後6時〜リード決勝


□25日(土)午前10時〜パラクライミング予選、午後2時〜ボルダー決勝


□26日(日)午前10時〜パラクライミング決勝、午後3時〜エキシビション


■会場 筑豊緑地公園/いいづかスポーツ・リゾートザ・リトリート(福岡県飯塚市仁保8の37)

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