【整形美女】“お金で手に入れた見た目”はズルい?…1300万課金した女性が語る美の価値観「包帯を取っても美しい自分はいなかった」

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2025年10月24日 07:50  オリコンニュース

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垢抜け前と現在のティナさんのビフォーアフター(@tina.beauty107より)
 整形、ダイエット、歯列矯正など、垢抜けるためにさまざまな方法を実践し、美容に1300万円課金したというティナさん。現在の顔に至るまでには、鼻の整形、クマ治療など幾度となく失敗を繰り返したという。そんな彼女が「自分磨きガチった結果」というコメントとともに、投稿した垢抜け過程を収めたビフォーアフター動画には、「努力が凄まじすぎます」「こりゃかわいい、大成功」などとコメントが寄せられ、注目を集めている。整形や美容医療で自分を変える決心をしたきっかけや外見に対する価値観の変化について、投稿者・ティナさんに話を聞いた。

【写真】1300万円かけてどう変化? ティナさんの別人級ビフォーアフター、顎はシャープになり、目はぱっちりに

■「あいつ顎ないよな」同級生の陰口で整形を決意「とにかく自分の見た目が嫌いでした」

――「自分磨きガチった結果」という動画には、「こりゃかわいいわ、大成功」「感動のあまり5週くらいしました」など多くのコメントが寄せられています。このような反響についてどう感じていらっしゃいますか?

「とても嬉しいです。昔の私はコンプレックスだらけで、人からどう思われるか常にビクビクしていましたし、容姿を褒めていただける日が来るなんて想像もしていませんでした。温かいコメントは発信の大きなモチベーションになりますし、綺麗になりたいと努力している方の背中を少しでも押せているなら本当に嬉しいです」

――自分磨きをしよう、整形しようと思われたきっかけを教えてください。

「中学生のとき、同級生から容姿について陰口を言われたことがきっかけです。そのときに『自分の見た目は劣っている』と気づき、強いコンプレックスを持つようになりました。顔だけでなく体型もぽっちゃりしていて、理想としていた“スレンダーなモデル体型”とは程遠く、とにかく自分の見た目が嫌いでした。当時は今ほど整形が一般的ではありませんでしたが、『大人になったら絶対整形してやる!』と心に決めていました(笑)」

――投稿にも、同級生から言われた忘れられない陰口があるとコメントされていましたが、整形前や思春期・学生時代などに、周囲からの言葉や態度で傷ついたことや精神的に辛い経験などもあったのでしょうか?

「顎がとても小さくて、『あいつ顎ないよな』と笑われたり、顔を芸人さんや動物に例えられたりしたことがありました。大人になってから顎変形症だったとわかったのですが、『みんなには顎があるのに、どうして自分だけ違うんだろう』と悩み、毎日鏡を見ては落ち込んでいました。見た目が変わってからも、当時の彼氏に昔の写真を見られて『この顔で出会っていたら付き合ってないな(笑)」と言われたことがあります。その瞬間、心の中でもう無理だなと思って別れました」

――垢抜け後、ご家族やご友人など、身近な人の反応はいかがでしたか?

「整形は以前、あまりオープンにできるようなイメージではありませんでしたが、公表しても周りの反応はとても温かく、否定してくる人は1人もいませんでした。本当に周りの人に恵まれていたと思います。家族には特に公言していませんが、きっと気づいていると思います。厳格な両親ですが、否定されることもありませんでした。私のことを知らない人からは『綺麗ですね』と褒めていただくことが増え、ありがたいことに優遇される機会も多くなりました。ただ、見た目だけで判断されたくないので、中身も磨くよう心がけています」

■整形に失敗し、給料のほとんどが修正費用に…「ほとんど執着に近い状態だったと思います」

――これまで幾度となく失敗も繰り返したとのことですが、現在に至るまでどのような失敗があったのでしょうか?

「鼻の整形は4回していますし、クマの治療も失敗して10年以上脂肪を取ったり入れたり、注射をしたりを繰り返しました。適応でない顔の脂肪吸引をして、後から脂肪注入をする羽目になったこともあります。リサーチ不足で、知識が足りなかったです。一番つらかったのは、鼻が曲がってしまったときです。2年間マスクが手放せず、どの写真を見ても鼻が歪んで見えるのが嫌で、写真を撮るときは必ず自分の携帯で撮って、アプリで修正してから友達に送っていました」

――そこからどのようにメンタルを立て直していったのでしょうか?

「その頃は本当にしんどくて、1年半ほどストレス性の蕁麻疹が顔に出ていました。ボーナスも給料もほとんど修正費用に消えていき、苦しい2年でした。『この顔でこれ以上生きたくない』と思うほどメンタルはボロボロで、カウンセリングを転々としていました。今思えば、ほとんど執着に近い状態だったと思います。メンタルが安定したのは真っ直ぐな鼻を手に入れてからです」

――整形、ダイエット、歯列矯正と、垢抜けるためにさまざまな方法を実践、美容に1300万以上課金したとのことですが、ご自身が一番変化を感じたのは、どの美容法でしたか?

「一番やって良かったと思うのは、歯列矯正と輪郭の骨切りです! 口元のコンプレックスがすべて解消されました。顔のパーツや配置は個性だと思いますが、輪郭は顔全体の印象を大きく左右する部分。そこが整うと一気に垢抜けると感じました。歯並びや歯の白さも清潔感が増すので、本当に大事です。ただし、骨切りのダウンタイムはかなり壮絶ですし、適応のない方がやると後悔するので、安易にはおすすめできません。

 整形をしなくても変化できるのは、パーソナルカラーや骨格診断を活かしたファッションとメイクです。 私はイメージコンサルタントの資格を持っているのですが、『整形なしでもここまで変われるんだ!』という発見が本当に楽しくて、お客様もすごく喜んでくださるので大好きです」

■手に入れた外見に罪悪感…自分の気持ちを一番大切にすることで「少しずつ愛せるようになった」

――「整形すれば美人になれて、人生変わると思っていたけど、人生そんなに甘くなかった」というコメントが印象的でした。実際に整形した後、理想と現実にどんなギャップがあったのでしょうか?

「ドラマみたいに包帯を取ったら美しい自分が…。なんてことは全くありませんでした。 実際は顔がパンパンに腫れて、内出血だらけ。まるでジャガイモのようでした(笑)。ダウンタイムは長く、痛みも強くて、とても孤独でした。顔が綺麗になっても心は昔のままで、自己肯定感は低いまま。周りからチヤホヤされても素直に喜べず、『お金で手に入れた見た目だし、ズルをしただけ』と、後ろめたさを感じる時期もありました。でも、整形のために仕事を頑張って貯金したり、痛みに耐えたり、ダイエットやメイクを研究したり、美容の資格を取ったりするうちに、『私はちゃんと努力してる』と思えるようになりました。そこから少しずつ自己肯定感が芽生えて、物事を前向きに受け止められるようになりました」

――ダイエットや整形で自分磨きをし、垢抜けに成功したことで、ご自身の見た目への考え方やコンプレックスに対する向き合い方はどう変化しましたか?

「以前は、人にどう見られるかばかり気にして生きていました。でも今は、自分の気持ちを一番大切にしたいと思うようになりました。自分の人生と身体だからこそ、後悔のないように、自分が『これでいい』と思える選択をしていきたいです。憧れている“スレンダーモデル体型”にはまだなれていませんが、以前コンプレックスだった大きなお尻や横に張った腰も、『これが私らしさなんだ』と思えるようになりました。昔は考えられなかったけれど、今は自分の見た目も性格も、少しずつ愛せるようになった気がします」

――「なかなか垢抜けられない」と見た目へのコンプレックスへ悩む方へ、どんな言葉をかけていきたいですか。

「私が発信を始めたのは、『自分を好きになれない』『垢抜けたいけど方法が分からない』『整形したいけど情報が多すぎて不安』など、そんな風に悩んでいる人たちの力になりたいと思ったからです。まず、『綺麗になりたい』と思える気持ち自体が本当に素敵だと思います。 その気持ちはすごく可愛くて、何よりも前向きで大きな一歩です。私はこれまで、たくさんの時間とお金をかけて垢抜ける方法を試してきました。その中で得た“見た目を変えるコツ”や“強いメンタルを育てる考え方”を、これからも発信していきます。『私みたいに遠回りせず、最短で垢抜けてほしい!』という気持ちでいっぱいです。努力は必ず実ります。私もこれからも努力を続けるので、みんなで一緒に頑張っていきましょう」

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  • 少し前の記事で『「日本人は痩せすぎ」「ルッキズムが加速」など、容姿にまつわる懸念も多い』なんて言ってたオリコンが実はルッキズムをけしかけてる件。
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