カーソンはマンCには計6年間在籍 [写真]=Getty Images 元イングランド代表GKスコット・カーソンが23日、自らの公式Instagram(@scottpcarson33)を通して、現役引退を発表した。
カーソンは今夏のマンチェスター・シティ退団後、無所属の期間が続いていたが、23日に自身の公式Instagramを更新し、現役引退の意向を表明。次のような言葉で、フットボールの世界に別れを告げた。
「ゴールマウスを守り続けた信じられないほど素晴らしい旅路を経て、ついにグローブを脱ぐ時が来た。サッカーは僕にすべてを与えてくれた。思い出、友情、そして決して忘れない瞬間をね。共に歩んでくれたすべてのチームメイト、コーチ、ファン、クラブの皆様に感謝したい。この上なく光栄な日々だった」
カーソンは1985年9月3日生まれの現在40歳。リーズのアカデミー育ちで、同クラブでトップチームのキャリアをスタートさせると、2005年冬にはリヴァプールへ完全移籍加入した。リヴァプールでは元ポーランド代表GKイェジー・ドゥデク氏のバックアッパーとしての立場が続き、公式戦出場は9試合にとどまったものの、2004−05シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)制覇を経験。元スペイン代表GKぺぺ・レイナ氏の加入後はメンバーから外れる機会も増え、以降はシェフィールド・ウェンズデイ、チャールトン・アスレティック、アストン・ヴィラへのレンタル移籍を繰り返した。
2008年夏にウェスト・ブロムウィッチへ完全移籍加入すると、在籍した3年間で公式戦通算118試合のゴールマウスを守るなど、正守護神として活躍。トルコのブルサスポル、ウィガンでも主力を張り、2015年夏に加入したダービー・カウンティでは正守護神として、在籍4年間で公式戦171試合に出場した。
2019年夏にはマンチェスター・シティへレンタル移籍し、2年後の2021年夏には完全移籍へ移行。ブラジル代表GKエデルソン(現:フェネルバフチェ)、ドイツ代表GKシュテファン・オルテガに次ぐ3番手の時期が長く、6年間で公式戦のピッチに立ったのはわずか2試合だったが、ベテランとしてチームを支え続けた。
また、2005年5月にはイングランド代表に初招集されており、FIFAワールドカップドイツ2006のメンバーにも選出。2007年11月にはイングランド代表デビューを飾っており、国際Aマッチ通算で4試合出場を記録した。
【ハイライト動画】シティはビジャレアル撃破でCL無敗キープ