分解/修理できちゃうスマホ「Fairphone(Gen. 6)」が進化

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2025年10月26日 10:11  ITmedia Mobile

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Fairphone(Gen. 6)

 自分で修理できる便利なスマートフォン「Fairphone」シリーズは、2013年に初代モデルが登場してから12年目を迎え、現在は6世代目の製品が出てきました。最新モデルの製品名は「Fairphone(Gen. 6)」。です。世代を名前にいれるのがちょっと今風なのかも。


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 Fairphone(Gen. 6)はプロセッサにQualcommのSnapdragon 7s Gen 3、ディスプレイは6.31型(2484×1116ピクセル)、カメラは約5000万画素と超広角の約1300万画素を搭載します。


 価格は599ユーロ(約10万5000円)です。性能を考えるとやや割高かもしれませんが、フェアユースやリサイクル素材を積極的に採用しています。製造時もグリーン電力を積極利用するなど、サステナブルな製品であり、さらに分解修理を容易にする構造にするため、多少価格は上がってしまうのでしょう。


 また「購入後は修理しながら長く使い続ける」という使い方をする人なら、納得できるのではないでしょうか。


 背面カバーは上下分離式です。ネジが見えますがここに取り付けるストラップもあります。またカードケースを取り付けられるベースカバーに交換も可能です。分解だけではなく、アタッチメントなどで本体をカスタマイズできる機能はこのモデルから加わりました。


 実際に使ってみるとハードなゲームは厳しいでしょうが、SNSや検索など一般的な使い方は十分問題なく動いてくれます。


 分解修理できるパーツはディスプレイ、カメラ、スピーカーなどですが、基盤も交換可能な設計にしてハードウェア性能そのものもアップグレードできるような構造だと、より長く使えるのですけどね。とはいえそこまでやるとさらにコストが上がってしまうでしょう。


 カメラ性能も広角が約5000万画素なので2倍望遠程度も含め、日常的に使う分には不満は出そうにありません。UIもシンプルで使いやすいと感じます。


 なお「/e/OS版」という、GMSを省きフリー&オープンソースのアプリストアを搭載するバージョンも販売されます。スマホからプライバシーを守りたいユーザー向けの製品ですが、このあたりもヨーロッパならではの製品という感じがします。


 派手な機能は無いものの、10年以上も製品が続いているということは一定の支持を受けているということなのでしょう。ヨーロッパに行く機会があったら、家電量販店のスマホコーナーでぜひFairphoneを触ってみてください。



このニュースに関するつぶやき

  • スナドラ7s Gen 3で10万超えは高すぎる。現状最高峰の8eliteの機種でさえ約8万で買えるご時世なのに。スマホは修理するより適度な買い替えが最もコスパ良い。或いは格安レンタルの乗り継ぎ。。
    • イイネ!1
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