
世界トップクラスの指導の下、サッカー体験ができる。イタリアのサッカーリーグ「セリエA」で、19回の優勝を誇る名門ACミランのアカデミーによる「1Dayサッカー教室」が、11月29日に東京都中央区で小学生以下を対象に開催される。会場は、東京駅から徒歩5分、東京八重洲ミッドタウン内にある「八重洲スクールシェア」で、まさに日本の中心で行われる。
本イベントの実現に向けて奔走した中央区議会議員の上田かずき氏は、中央区はオリンピック選手村を抱えた経験もある都市でありながら、子どもが“海外とスポーツ”に触れる機会が少ないという課題感があったと話す。上田氏は、かつて学習塾のSAPIXに勤めた経験から「教育には“心技体”のバランスが重要。受験一辺倒では心身のバランスが崩れる」との考えを持ち、保護者からの要望が多い「運動の機会」と、受験勉強では得られない「世界に触れる体験」の両方を提供し、子どもたちの可能性を広げたいと開催に協力したと語った。

また中央区の築地場外市場商店街振興組合も全面的にイベントをバックアップする。築地は、「食の一流品、本物が集まる街」として、古くから買い物の場として親しまれてきた。しかし、昨今はインバウンドの影響で、多くの外国人観光客が訪れるようになり“買い物の街”から“食べ歩きの街”へと変貌しつつある。その結果、海外への認知度、知名度は上がった築地だが、地元の日本人の客離れが見受けられるようになってきたという。外国人観光客も大切にしたいが、一流の食が買いそろえられ、通えば通うほど「腕の上がる食のまち」としての原点回帰をしたいという思いがある。
同振興組合理事長の寺出昌弘さん(近江屋牛肉店代表取締役社長)は、「2032年には市場跡地にマルチスタジアムが完成する。ますます発展していく中で、築地場外市場の古き良き伝統を守りつつ、新しい可能性を求めて世界に挑戦していくことを発信したい」と意気込む。
「開催日は“いい肉の日”(11月29日)でもあるので、築地で本物のお肉も楽しんでもらう機会をつくりたい」と、日本に初めてサッカーが伝わったのが、築地にあった海軍兵学寮という説もあり、日本サッカーの発祥の地として築地場外市場が、確かな食のサポートを約束した。
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主催のNEXT10from central city組織委員会で、有限会社アミカブルサービスの高野浩代表取締役社長は、「親子で楽しんでもらい、サッカーを通じて夢を追い続けること、諦めないことの大切さを伝えたい」と、太陽光発電システムで、電気代ゼロの未来を目指す自身の思いに照らし合わせて語った。同じく組織委員会の林龍雄氏は「世界トップレベルに触れ合う機会をきっかけに、東京の中心から世界にはばたく子どもが誕生してほしい」と話す。

かつてACミランで10番をつけていた本田圭佑選手のように“次の10番を中央区から”。東京の中心で子どもたちにとって一生忘れられない宝物となり、さらに街全体も元気になる特別な一日が待っている。
イベントの対象は、年長・年中(20人)、小学1年生・小学2年生(20人)、小学3年生・小学4年生(20人)。初心者大歓迎、サッカー経験は不問。参加費無料。
開催時間は「第1部」(年中・年長)が、9時05分受付、9時20分開始、10時20分終了。「第2部」(小学1・2年生)が、10時45分受付、11時00分開始、12時00分終了。「第3部」(小学3・4年生)が、12時25分受付、12時40分開始、13時40分終了。
申し込みは、応募フォームから。問い合わせは、メールinfo@forest-links.comで受け付けている。
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