5歳の息子がご近所さんの車にキズを…→謝罪に行ったら“まさかの対応”「旦那の階級を言え!」って何事!?

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2025年10月27日 16:20  女子SPA!

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※AI生成画像を使用しています
 結婚する相手によって、その後の生活が変わることは多いようです。

 結婚前には考えもしなかった集団の中に入って、それまでの価値観を壊されることも……。

◆結婚し「警察官舎」へ引っ越し

 望月佐江さん(仮名・32歳)は、警察官の夫と結婚し、いわゆる社宅のような「警察官舎」という集合住宅に住むことになったんだそうです。

「家賃が安いので、結婚してすぐに申し込みました。私は、子どもが生まれるまでは会社員だったので、日中家にいることが少なかったのでよかったのですが……」

 息子が5歳になったとき、これまでの価値観を壊されるような衝撃的な出来事があったそうです。

「まさか、あんなことになるとは思わなくて。本当に驚きました」

 いったい、何があったのでしょうか。

◆子どもの泣き声に激怒する男性の声

 子どもが生まれてから、夫が忙しい警察署へ異動。

 佐江さんは、ほぼワンオペ状態で息子を育てていたんだとか。

「夫は忙しい職場で泊まりもあるので、私が家を守らなきゃと必死になっていました。ただ、なんだか不親切というか、子どもが嫌いな人が多いような雰囲気はありましたね」

 佐江さんが子連れで歩くと、あからさまに避ける人もいたといいます。

「警察官舎では、警察官の仕事が終わって昼間から家で寝る人も多いんですよ。だから、子どもが声を出さないように毎日静かに過ごせるよう工夫してきました。特にね、子どもが泣くと、あちこちからドンドン! と壁を叩く音や怒鳴り声が聞こえて……。本当につらかったです」

◆さらに衝撃的なトラブルが

 なるべく静かに、泣かせないようにと心がけながら過ごしていたという佐江さん。

 しかし、ある日とんでもない出来事がおこります。

「子どもの幼稚園が休みだったので、昼間、子連れで買い物に行ったんです。その帰りに、駐車場で事故してしまって。助手席に座っていた5歳の息子が開けたドアが、思いっきり隣の車にあたってしまったんですよ」

 息子があてた隣の車には、ドアがあたってしまった箇所が3cmほど、白い線になった傷ができてしまっていました。

「泣きそうでした。でも、まずはしっかり持ち主に謝ろうと思って。持ち主のお宅へ行ったんです」

◆「うちの主人、なんて言うかしらね」

 チャイムを鳴らして出てきたのは、50代の女性でした。

「申し訳ありません」と佐江さんが謝罪すると、その女性は眉間に皺を寄せてこう言ったんだそう。

「お宅、何度目なの? いい加減にしなさいよね! うちの主人、なんて言うかしらね」

 その言葉にびっくりした佐江さん。佐江さんがその女性に会ったのはその日が初めてでした。女性は続けます。「あなたに子どもが生まれてから、車に小さな傷が増えたの。あなたの子どもがやったのよね」と。

「頭の中が真っ白になりましたね。これまでトラブルがないように細心の注意を払っていたし、子どもが駐車場で遊ぶことなんて絶対になかったので」

 佐江さんは動揺しながらも謝罪し、傷の確認を終わらせた後、家に帰ります。

◆「お前の旦那の階級を言え!」

 帰宅した佐江さんに、追い討ちをかけるように電話が鳴ります。電話の相手は、車の持ち主でした。

 なんと、電話の第一声目が、「お前の旦那の階級を言え!」だったんだそう。驚いた佐江さんは、理解するまでにしばらく固まったといいます。

「電話に出たら、男性の怒鳴り声だったので驚きました。しかも、『お前の旦那の階級を言え』って。もう、本当に怖くて、泣き出しそうだったし、階級って言われても全然わからないし」

 警察官の世界には、階級というものがあるんだそう。ですが、夫と仕事の話をしない佐江さんには、それがなんのことだかさっぱりわからなかったんだとか。

「翌日、改めて帰宅した夫と一緒に謝罪しに行きました。何度も謝って、ようやくご夫婦の怒りは収まったようでしたね。もちろん、傷は保険で直しましたよ」

 警察官舎で節約をしながら静かに暮らしてきた佐江さん。いくら節約できても、階級や見えない圧力を抱えながら過ごす日々には耐えられないと、その後すぐに引っ越したんだそうです。

 今の住居を離れるという選択は、佐江さんにとって“節約”よりも“価値観”を大切にする、新たな一歩だったのかもしれません。

<取材・文/maki>

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