江原啓之「子どもは親を選んで生まれてくる」の真意とは? 特別養子縁組の相談に回答

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2025年10月27日 20:20  TOKYO FM +

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江原啓之「子どもは親を選んで生まれてくる」の真意とは? 特別養子縁組の相談に回答
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
10月26日(日)の放送では、特別養子縁組で子どもと暮らすリスナーからの質問に、江原が親子の“縁”について語りました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
私は、特別養子縁組をした子どもたちと一緒に暮らしています。この子たちと出会ってから、子育てを通じて教えられることがとても多いことに、感謝と幸せを感じる毎日を送っています。
江原さんがよくおっしゃる「子育ては親育て」というお言葉は、まさにその通りだなと実感しています。子育ては、本当に親にとっての恩恵のほうが多い気がします。

そこで質問です。「子どもは親を選んで生まれてくる」とのことですが、特別養子縁組の場合、魂を育てる目的としての“親”は、実親ではなく養親(ようしん:養子縁組の親)と捉えて良いのでしょうか?

私たち夫婦のほうが「親として子に育ててもらっている」という実感がとても強く、子どもたちに対して申し訳ないくらいです。
そう思うようになってから、この子たちが我が家に来てくれた意味を知りたいと思うようになりました。
特別養子縁組のように、生まれてすぐに親元を離れて生きる子たちは、“生い立ち”に関してはどのような魂の試練を望んで生まれてくるのでしょうか?


<江原からの回答>
その通り、血縁は関係ないんですよ。スピリチュアリズムというのは、私が伝えていることは中途半端に伝わるといけないので、深く学んでいただきたいのです。

「子どもは親を選んで生まれてくる」という、この言葉だけが1人歩きしてしまって、それを揶揄する方たちもいるんです。例えば、虐待を受ける子どもも、親を選んで生まれてくるのか、と。そういうことを言う人もいるんです。

でもそれは、そこだけの狭い物質的な考え。要するに、その町、地域、国、時代、すべて選んで生まれてきているから。親だけが問題なんじゃないのです。近所も問題。だから、もし虐待のようなものを感じたならば、それは隣人や町で見かけた人など、すべての責任。この時代、すべての人を選んで生まれてきているのです。
だから、選んでいるのは親という“個”だけではないんですよ。

そこで、この方もそういうことではなく、肯定的に見てくれているけれども、物質的な視点、物質的価値観なの。血縁は関係ないんですよ。親子だけじゃない。要するに、親として縁があるということ。縁はみんなそうなのです。

例えば、会社勤めをしている社員さんも、ご縁があってその会社員に勤めている。それは、ある種の“家族”なんですよ。それで、離れていく人もいれば、ずっと残る人、出戻る人、いろいろな人もいると思う。でも、そこも含めて“育む”という縁なんですね。

話は戻りますが、相談者さんに1つだけお願いしたいのは、「この子たちが我が家に来てくれた意味を知りたい」と言っていますが、これを観念的な、何かお花畑な夢のように思わないでほしいということです。「この子たちが我が家に来てくれた意味を知りたい」という言葉が、私にはすごく不安なのです。

生まれてきた意味なんて誰もが一緒なのです。どんな家でも、どんなところでも一緒。みんなが磨き合うために来たんですよ。良いことも悪いことも学び合って、切磋琢磨する。人は人としか磨き合えないんですよ。平和だけじゃない、泣くこともある、いろいろある。

親を選んで生まれてきたというのは、“縁”があることはすべてそうなのです。“血”だけじゃないでしょう? 例えば、この世には、“毒親”(※子どもの人生に悪影響をおよぼし、支配したり害を与えたりする親のことです)と呼ばれる人と、合う人(子)もいるんです。そこから離れて成長していく道もあるし、私みたいに早くに亡き親と別れることで親子を育む人もいる。それもみんな縁なんです。

あとは、人間だけではない。例えば、私にとって、すごくかわいい存在なのが、うちの愛犬。もちろん私は産んでいませんが(笑)、ご縁があってうちに来た子なんです。親子のようなもので、そこからも磨き合えることもあって。産んでないけど家族なんですよ。

ペットロスという言葉もあるけど、それは縁というものをよく理解していない。どこかで自分自身の依存になっちゃっているからペットロスになる。「この子よりも1日でも長く生きなきゃ」「この子よりも先に死んだら、この子が本当にかわいそう」って思うわけ。

今の子(愛犬)は、生涯最後の子だと思っています。この子の寿命がくるぐらいの年に、私は70歳ぐらい。体力的にそれ以上のことができなくなると思うから、そういうようなことも含めて、子どもというものは、やはり縁であって、みんな磨き合って、そして共に育んで成長し合う。そういう存在だと思うんです。

子どもは親を選んで生まれてくるだけではなく、あなたの周囲の人、あなたと同じ国の人、みんなその人を選んで生まれてくる。どの時代も選んで生まれてくる。どうやってみんなで共に生きていくか。共生するか。

産んだか産んでないか、関係ない。お腹なんて何にも関係ない。すべては縁です。だから、それを深掘りする意味は必要ない!

「前世のどういったときの、どういう縁だったんでしょうか?」って考える人は、小我(※個人的な狭い範囲に閉じこもった自我)だと思うんですよ。縁があればみんな大事。そんな細かいこと、どうでもいい。

それよりも、愛は受けることではなく、与えるもの。事情を知ったから愛は与えるのではない。縁があるものはみんな与える。それを知っていただいたら、良いかなと思います。

パートナーの奥迫協子、パーソナリティの江原啓之



●江原啓之 今夜の格言
「2つのことを大切にしましょう。1つ、”考えること”。2つ、”愛は与えるもの”」


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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/


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