バルベルデは発熱しながら、レアル・マドリーの勝利のために戦った [写真]=Getty Images ラ・リーガ第10節が26日に行われ、レアル・マドリードはバルセロナとのエル・クラシコで2−1と勝利した。どうし足、レアル・マドリードに所属するウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデは、発熱した状態でピッチに立っていたようだ。スペインメディア『マルカ』が同日付で伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)も含めた公式戦で5連勝中のレアル・マドリードが、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』に、公式戦2連勝中のバルセロナを迎えた一戦は、前半の22分、イングランド代表MFジュード・ベリンガムからのスルーパスに抜け出したフランス代表FWキリアン・エンバペが先制点を奪う。38分には自陣でのボールロストからスペイン代表MFフェルミン・ロペスに同点ゴールを許したものの、43分にはブラジル代表DFエデル・ミリトンからの折り返しをベリンガムが押し込み、逆転に成功。このゴールが決勝点となり、レアル・マドリードが昨季の公式戦で4戦全敗と苦しめられた“宿敵”を撃破していた。
同試合、バルベルデは本職のセントラルMFのポジションではなく、直近の3試合と同様に、負傷者が続出していた右サイドバックで先発出場。レアル・マドリードのキャプテンマークを巻き、72分に負傷明けのスペイン代表DFダニエル・カルバハルと交代するまでプレー。守備面では対峙したイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに自由を与えず、攻撃陣のサポートもきっちりとこなし、“万能型”と呼ばれる所以を遺憾なく見せつけていた。
だが、『マルカ』によると、同試合に臨むバルベルデのコンディションは万全ではなかったようだ。バルベルデは試合開始前の時点で発熱が確認されており、ハーフタイムにはチームドクターによる診断も受けていたという。しかしながら、バルベルデは後半もプレーすることを決断。65分にはベンチでカルバハルが準備していたものの、自らプレー続行の意思を示し、シャビ・アロンソ監督が限界だと判断した72分まで、出色のパフォーマンスを披露した。
今週のレアル・マドリードは、ミッドウィークに試合が組まれていないため、バルベルデはこの期間を休養に充てるという。次節は11月1日に行われ、バレンシアをホームに迎えるが、同試合のピッチには、完全に回復したバルベルデの姿があるだろうか。
【ハイライト動画】今季最初のエル・クラシコはレアル・マドリーに軍配!