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10月28日、高市早苗首相(64)がトランプ米大統領(79)と東京・元赤坂の迎賓館で対面では初となる首脳会談をおこなった。
2年前倒して防衛費を国内総生産(GDP)比2%に引き上げることを表明している高市首相は、トランプ氏にも防衛力強化の方針を説明したという。トランプ氏は日本が米国の防衛装備品を大量に調達していることに謝意を示したという。
防衛費増額でトランプ氏から謝意を引き出した高市氏だが、もう一つ“プレゼント”を用意していた。会談のなかで、高市首相がトランプ氏にノーベル平和賞に推薦すると伝えたという。
「高市総理は会談の冒頭で、トランプ大統領がガザの停戦合意など和平に尽力したことに触れたそうです。トランプ氏自身がガザを含め、2期目の大統領就任から9カ月で『8つの戦争を止めた』などと自賛し、平和賞獲得への強い意欲を見せていますが、それを支援した形です。
一方で、トランプ氏の主張に懐疑的な意見は少なくありません。少なくとも、5月のインドとパキスタンの停戦を巡っては、インド側がトランプ氏の主張を否定しています。また、対立が解消していない国もあるので、トランプ氏の主張は誇張と言えると思います」(全国紙政治部記者)
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今年のノーベル平和賞は、ベネズエラの反体制派指導者のマリア・コリナ・マチャド氏(58)が受賞。ホワイトハウスは不満をあらわにしたが、これまでにトランプ氏の主張を肯定し、ノーベル平和賞に推薦しているのはイスラエルやパキスタン、カンボジアなどの国々。
7日のBBCの記事は「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ノルウェー・ノーベル委員会にトランプ氏を推薦した、数少ない世界の指導者の一人だ」と、トランプ氏の推薦人を表現したが、高市氏も「数少ない世界の指導者」の仲間入りを果たしたということになるわけだが――。
「7年前の第1次トランプ政権でも、故・安倍晋三元首相がトランプ氏をノーベル平和賞に推薦しているので、安倍氏を慕う高市首相としては踏襲した形なのかもしれません。しかし、ガザでのイスラエルによる市民の虐殺は世界的に非難されていますし、そのイスラエルを支えてきたのがトランプ氏です。
世界ではイスラエルへの風向きが日に日に強まるなか、トランプ氏をノーベル平和賞に推薦することには、イスラエルに批判的な諸外国から“軽く”見られるリスクがあります。アメリカとの関係を鑑みた上での判断だと思いますが、“おもねりすぎ”という指摘がきても仕方ないのではないでしょうか」(前出・政治部記者)
Xではトランプ氏への高市氏のおもねりぶりに懸念を示す声が続出している。
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《媚びすぎでは?貢ぎすぎると都合のいい女として扱われるよ》
《揉み手で媚びてる感じ…全然美しくないし、誇り高くもない気がするなぁ》
《このわかりやすいごますりを見て,世界が失笑していると思うし,やればやるほど日本への信用は失われていくだけだろう.信者向けのアピールにはなっても国益にはつながらない》
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