
飲み会後の電車では意地でも座らないことが大事かもしれない。投稿を寄せた愛知県の50代男性(専門職/年収900万円)は、今でも忘れられない寝過ごしエピソードを振り返った。
それは社会人1年目だったころ、勤務先の社長に銀座へ連れていかれた帰りのことだった。「もう、終電が無くなるから!」と社長を振り切り、新橋へ走ったという。(文:長田コウ)
「ギリギリで京浜東北線にのり、降りる駅は鶴見。走ったので急に酔いが回り座ったのが失敗でした」
「若かったので、意外と元気に金曜日まで通常勤務でした」
車掌に起こされ、目を覚ました男性が見たのは「プリンスホテル」。降りるはずだった鶴見からは9駅ほど先の磯子まで来ていたのだ。恐らく終点だったのだろう。
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なお、磯子にあった横浜プリンスホテルは2006年に閉鎖している。男性は当時をこう振り返っている。
「同じ境遇のサラリーマンは二人。改札を出ると一人はどこかで調達した段ボールで寝床を作り、寝る準備。もう一人はたまたま駅前に居たタクシーへ」
静まり返ったロータリーで、目の前のホテルを見上げ「泊まろうか?」とも考えたが、社会人1年目の男性にそんな余裕はなかった。携帯も持っておらず、途方に暮れた男性は鶴見まで歩き始めることにしたという。しかし、酔っていたのが災いした。
「この時、なるべく線路沿いを歩けばいいものを大通りをひたすら横浜目指して歩く。ですが、酔っぱらいですからね。途中でパトカーに見つかり、そのままどこかの警察署へ」
警察が心配するほどフラフラしていたのだろうか。事情を話したところ、警察署の駐車場で解放されたそう。
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「お巡りさんに最寄りの駅を聞いて、そこで始発を待ち、朝6時頃帰宅。8時前に出勤しましたね」
この日は水曜日。「若かったので、意外と元気に金曜日まで通常勤務でした」と笑い話のように投稿を結んでいる。
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