
物価高が続く中、好調なのは「低価格で便利」な冷凍餃子市場。“異業種”の新聞社が参入したり、“味付き”が登場するなど盛り上がりを見せています。
【写真を見る】味噌味にプルコギ味も!「東スポ」も参戦する「冷凍餃子」が物価高で人気拡大中【THE TIME,】
「時短&コスパ」広がる冷凍餃子冷凍食品コーナーのケースにずら〜っと餃子が並んでいるのはスーパーの『ベイシアひだかモール店』(埼玉・日高市)。
油も水もフタも不要で羽根付きができるものや、ビールと相性抜群な黒胡椒をきかせたもの、さらには餃子が名物のご当地のものまで、全26種類を取り揃えています。(※店舗により品揃えが異なります)
その人気の理由が…
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「200円ぐらいで1品できるので、ノールックでカゴの中に入れる(笑)」(30代女性)
「マンドゥっていう結構大きくてめっちゃ入っているので、コスパがいい」(20代女性)
外食の餃子は、1皿あたりの値段が【2020年5月:343円】⇒【25年9月:399円】と5年間で56円もアップ。(※総務省統計局より)
一方、冷凍餃子は250円前後で買えるとあって売上は右肩上がりだといいます。
取り扱うメーカーも年々増加しています。
『無印良品』では、「国産豚肉とニラの大きな餃子」(10個入・590円)など2種類を販売。
大手コンビニ3社も、プライベートブランドから冷凍餃子を販売しています。
▼セブン-イレブン「レンジで焼き餃子」(5個入・170円)
▼ファミリーマート「野菜の旨みが決め手レンジで焼餃子」(5個入・170円)
▼ローソン「レンジで簡単!焼餃子」(5個入・171円)
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さらには、“味付き”も続々登場。
9月に『大阪王将』から発売されたのは、豆板醤やコチュジャンなどを効かせ“旨辛がクセになる”「羽根つきヤンニョム餃子」(12個入・235円※番組調べ)。
『味の素冷凍食品』からも8月に、“熟成甘味噌”をしっかり効かせた「コクうま味噌ギョーザ」(12個入・268円※番組調べ)が発売されています。
THE TIME,マーケティング部 島袋明希子部員:
「味噌のコクが口いっぱいに広がってご飯がほしくなる。味噌と餃子がこんなに合うとは」
韓国・大手食品メーカーの人気シリーズからも3月、「王マンドゥ プルコギ」(bibigo/350g・594円)が登場しています。
島袋部員:
「一気に口の中にプルコギの旨辛が広がる。中に春雨も入っていて、具もギッシリで美味しい」
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“全く畑違い”の企業も冷凍餃子市場に参入し話題になっています。
累計2億円近く売り上げ大ヒットとなっているのは、香りが強く加熱すると甘みとコクが際立つ「青森県産ニンニク」を100%使用した餃子。
島袋部員:
「肉の旨みがじゅわっと広がって、そのあとにガツンとニンニクの味があってすごく美味しい!」
この冷凍餃子、なんと『東京スポーツ新聞社』がプロデュースしたその名も「東スポ餃子」(50個入・2700円)。
『東京スポーツ新聞社』編集局事業室長・佐藤浩一さん:
「“新聞不況”と言われている中で新事業を展開しなければいけないと考えていたところ、前編集局長の現社長が『餃子でいこう』と」
東スポを読みながらお酒を飲むシーンが頭に浮かび、販売に至ったとのことです。
入れるだけ「炊き込みご飯」冷凍餃子を使ったアレンジレシピも続々登場し、大手レシピサイト『クラシル』によると関連レシピの検索数は、2024年9-10月と比べ約2倍になっているとのこと。
例えば、話題のレシピ<冷凍餃子とキムチの炊き込みご飯>©クラシル
材料(4人前)
▼冷凍餃子:6個
▼米:2合
▼キムチ:100g
▼水:適量
▼ポン酢:大さじ1
▼小ねぎ (小口切り):適量
作り方は超簡単。炊飯釜に米・ポン酢・目盛り通りの水を入れ軽く混ぜたら、キムチと冷凍のままの餃子をのせて炊くだけです。
島袋部員:
「いい匂い!キムチのアクセントがきいていて“餃子の旨み”もあってすごく美味しい。餃子の“モチモチ感”もいい」
『大阪王将』の公式サイトで紹介されているのは<ギョウザニア>
材料(1人前)
▼大阪王将 羽根つき餃子:6個
▼市販のホワイトソース:1パック
▼ケチャップ:25g
▼とろけるチーズ:60g
〔1〕耐熱皿に冷凍餃子を並べケチャップを回しかけたら、ラップをせず電子レンジ500Wで3分加熱
〔2〕ホワイトソースをかけチーズをたっぷりのせたらトースターへ。焼き目がつけば完成
島袋部員:
「餃子の具とケチャップが合わさって“まるでミートソース”。めちゃくちゃ美味しい。言われなかったラザニアそのもの」
他にもロールキャベツやミートパイにも大変身。冷凍餃子のアレンジは無限大です。
(THE TIME,2025年10月30日放送より)

