【フィギュア】片伊勢武アミンSP首位 振付宮原知子さんと「細部まで同じ」目指す/西日本選手権

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2025年11月01日 19:48  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

男子SPで演技する片伊勢(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:西日本選手権>◇1日◇第1日◇滋賀・木下カンセーアイスアリーナ◇男子ショートプログラム(SP)



男子ショートプログラム(SP)は、片伊勢武アミン(21=関大)が73・41点をマークし、首位発進を決めた。


冒頭のトリプルアクセル(3回転半)でGOE(出来栄え点)2・24の加点を引き出すと、ルッツ−トーループの連続3回転こそ乱れはしたが、3本目の3回転フリップを降りて立て直し、演技をまとめあげた。


首位発進を果たしたが、片伊勢は苦笑い。「最低限できたとは思うけど、コンビネーションで大きな乱れがあった。あさって(フリー)に向けてリベンジを頑張りたい気持ちで今はいっぱい」。自身の演技を厳しく評価した。


SP曲「月の光」は「現役のときからどのプログラムも好きだった」という、憧れの宮原知子さん振り付けのプログラム。実際に宮原さんに滑ってもらった動画をみて研究し「先生が踊っているのと細部まで同じにできるよう」に、より繊細な表現を目指している。


目指す全日本選手権(12月18〜21日、東京・国立代々木競技場第一体育館)へは「1年で一番大きな大会だし、自分にとっては晴れ舞台でもある。結果や点数より目指している演技をして、全日本の会場でお客さんにみていただけたら」と、自身に矢印を向け続けて挑む姿勢を示した。


2位は中村俊介(木下アカデミー)で69・86点、3位は杉山匠海(岡山大)で68・25点だった。【竹本穂乃加】

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