「調理家電を買うべき人」ってどんな人? 食欲の秋に活躍する調理家電5選【家電のプロが解説】

0

2025年11月02日 21:20  All About

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

All About

毎日の料理を楽においしくしてくれる便利な調理家電ですが、「買ったけど使わなくなってしまった」というケースもあります。今回は、家電のプロが考える「調理家電がおすすめな人の特徴」と、この秋にチェックしたい調理家電の商品について解説します。
近年、さまざまな家電が登場し、家事を楽にしてくれています。その中でも注目度が高いのが調理家電。材料を入れるだけでほったらかしで料理ができたり、普通に作るよりも短時間で調理できたりと、忙しい共働き家庭や小さな子どもがいる家庭、大家族や異なる世代が同居しているような家庭では、大活躍することも少なくありません。

しかし、一見便利そうに見える調理家電でも、ライフスタイルに合わなければ数回使ってそれっきり、ということも。今回は、調理家電の購入をぜひおすすめしたい人と、この秋チェックしたい最新調理家電を紹介します。

おすすめな人の特徴1:毎日の料理にかかる時間を短縮したい人

料理そのものは苦痛じゃないけれど、毎日が忙しくて時間がないという人は、調理家電を使って時間を生み出しましょう。例えば、圧力機能がついた調理鍋を使えば、普通に食材を煮込むよりも短時間で料理ができます。

また、食材をセットして置くだけで指定した時間に料理ができるほったらかし系の調理家電も選択肢。朝の出勤前に予約しておけば、食材が傷まない温度帯でキープしながら、指定した時間に料理が完成します。これなら、帰宅後に慌てる心配がありません。

そのほか、週末などに下ごしらえして冷凍し、平日の夜はそれらを調理するだけ、といった手間抜きの準備も可能。最新の調理家電なら解凍から仕上げまで自動制御でやってくれます。

おすすめな人の特徴2:おいしさや健康面をアップグレードしたいと考えている人

調理家電はただ手間を省くだけでなく、よりおいしい料理が手軽に作れるというメリットがあります。例えば、コンロに鍋を置いて煮込み料理を作る場合、火力が強過ぎると焦げ付いたり、煮詰まったりします。

また、逆に加熱が短いと生煮えになることも。しかし、調理家電を使えば決まった温度で決まった時間の加熱が可能。オートメニューを利用すれば、あまり料理をしない人でも失敗しにくくなっています。

また、近年の調理家電はホテルシェフのレシピや大手レシピサイトの人気レシピを搭載していたり、料理研究家監修のレシピが付属している場合もあります。普段とはちょっと違った、おいしいメニューを失敗することなく手軽に作れるのが魅力です。

加えて、おいしさだけでなく健康を意識したメニューも調理家電が得意なジャンル。例えば、油で揚げないノンフライ唐揚げや、塩分を落としながら焼く減煙焼き魚など、カラダのことを考えた料理ができます。さらに豆乳や塩麹、ヨーグルトなどもほったらかしで作ることが可能です。

おすすめな人の特徴3:高齢者や子どもと暮らしている人

比較的安全なことも調理家電のメリットの1つ。ガスコンロを使って調理する場合とは異なり、火を使わないので火事などを起こすリスクがありません。また、加熱時はセンサーで制御されているため、食材を焦がしたり、火が付いてしまうといった事故も起こりません。このため、高齢者や子どもがいる家庭でも安心して使用できます。

ただし、加熱する調理家電では火傷のリスクがあります。中でも、圧力調理ができる電気鍋は熱い蒸気を吹き出すことがあるため注意が必要。また、ミキサーやフードプロセッサーなど刃が付いた調理家電も慎重に扱うべきです。

この秋チェックしたい調理家電5選

おすすめな人の特徴を知って、調理家電を実際に購入したくなった人もいるかもしれません。そんな人に向けて、この秋購入するのにおすすめな5つの調理家電をピックアップしました。それぞれタイプが異なるため、ライフスタイルにあった製品を選びましょう。

Wエンジン搭載で時短温めや複数温めができる! 象印マホービン「EVERINO ES-LA30」(実勢価格13万2000円)

「EVERINO ES-LA30」(画像出典:Amazon)

レンジ温め用のエンジンを底と奥にそれぞれ搭載し、時短温めや最大4品の同時温めができるオーブンレンジ。コンビニ弁当なら、温め時間を約3分の2に短縮できます。

また、レンジ加熱とグリル調理を自動で切り替えて連続で行うことで、ほったらかし調理が可能。ハンバーグなども短時間で中までしっかり加熱できます。パスタやカレー、肉料理などが簡単に調理できる200レシピが付属している点も魅力です。

電気圧力鍋に自動かき混ぜ機能をプラス! ティファール「ラクラ・クッカー プロ CY3811J0」(実勢価格3万8000円)

「ラクラ・クッカー プロ CY3811J0」(画像出典:Amazon)

材料と調味料を入れてメニューを選ぶだけで簡単調理ができる電気圧力鍋。圧力調理や無水調理に加えて、炒め調理や蒸し調理にも対応しています。新たに搭載されたかきまぜパドルによって、食材を自動でかき混ぜながら煮たり、炒めることも可能。カレーや肉じゃがなどに加えて、チャーハンなども調理できます。

ノンフライ調理とハイスチーム調理を自動連携! レコルト「ハイスチームエアーオーブン RAO-3」(実勢価格2万9700円)

「ハイスチームエアーオーブン RAO-3」(画像出典:Amazon)

最高200℃のエアオーブンモードと、ハイスチームモードで調理できる商品。油を使わないノンフライ調理はエアオーブンで、食材をふっくら仕上げたいときはハイスチームがおすすめ。

2つのモードを自動で切り替えるコンボモードも搭載しています。バスケットに食材をセットして、温度とタイマーをセットするだけと操作も簡単。それでいて多彩な調理ができるのがうれしいポイントです。

食材を温めながらスープやポタージュができる! シロカ「おうちシェフBLENDER SM-S151」(実勢価格1万7820円)

「おうちシェフBLENDER SM-S151」(画像出典:Amazon)

ヒーター機能を内蔵したブレンダー。例えば、コーン缶と牛乳を入れるだけで、自動的に温かいコーンポタージュが作れます。

メニューに応じて最適なタイミングで温めたり、ブレードを回転させて食材をクラッシュしたり、かくはんできる仕組みなので、高速でしっかり回転させることで滑らかな仕上がりにすることが可能。手作り豆乳やスムージー、おかゆなど、多彩な健康メニューに対応しています。

過熱水蒸気でおかず調理も! シャープ「ヘルシオ オーブントースター AX-WT1」(実勢価格2万9800円)

「ヘルシオ オーブントースター AX-WT1」(画像出典:Amazon)

過熱水蒸気でパンが焼けるマルチなトースター。トーストは焼き加減だけでなく、ふわふわ度も設定でき、好みの食感が選べます。また、総菜パンやデニッシュの温めも得意です。

そして、過熱水蒸気は、市販の揚げ物や冷凍食品をサクサクにリベイクできる他、ノンフライ調理にも対応しています。朝食から夕食まで多彩に活躍できるトースターです。
(文:コヤマ タカヒロ(デジタル・白物家電ガイド))
    ニュース設定