
地下の鉱山で働き続けてへとへとのドワーフ。それを見兼ねたじいさんが、地上の飲食店に連れて行ってくれることに。聞きなれないメニューを勝手に頼まれたドワーフの前に、料理が乗ったお盆が運ばれてきて……。
ドワーフが食を楽しむファンタジーグルメ漫画『探鉱ドワーフめしをくう。』の第1話がXにアップされた。今回はWebメディア「マトグロッソ」で本作を連載する漫画家・四方井ぬい氏(@yomoi__)に、本話に登場する食べ物や気に入っているポイントについて、話を聞いた。(青木圭介)
ーー本話を創作した経緯を教えてください。
四方井ぬい:本話は、貧乏なドワーフが食事の嬉しさや美味しさに気づくファンタジーグルメ漫画です。今はありがたいことに商業作品として発表していますが、元々は同人誌として描いていた作品でした。
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ーー“ファンタジー世界を舞台にドワーフが飯を食う”という設定は、どのように考えましたか?
四方井ぬい:同人誌を描いていた当時、商業誌で進めようとしていたほかのファンタジーグルメ企画が、ボツになってしまったことがありました。そのときに妖精についての本を読み、そのなかでドワーフについて知ったのが、設定誕生のきっかけだったと思います。ファンタジーグルメというジャンルと、ドワーフというキャラクター設定を組み合わせた形です。
ーー作中に登場したおにぎり定食が非常に美味しそうでした。第1話の食べ物をおにぎり定食にした理由は?
四方井ぬい:おにぎりは見た目が特徴的で、印象に残りやすいと感じたからです。“定食”にしたのは、ファンタジーグルメ漫画なので少しでも現実に出てこない形式でおにぎりを登場させたかったためでした。ですが“おにぎり定食”にした本当の理由は、私が食べたかったからだと思います!
ーー登場する食べ物を考える・描くうえで、こだわっていることはありますか?
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四方井ぬい:読んでいただいた方がなるべく想像しやすいように、大抵の方が知っている食べ物をベースに考えるよう気をつけています。描くときには瑞々しさや艶、シズル感がある見た目を心がけています。
ーー本話のなかで、四方井ぬい氏自身が気に入っているポイントは?
四方井ぬい:ごはんを食べて美味しかったときのリアクションと、食後満足した状態でシャワーを浴びて寝るまでのシーンが好きです。
ーー最後に、今後の展望を教えてください。
四方井ぬい:『探鉱ドワーフめしをくう。』では、食事をもっと美味しく楽しいものとして描けたら嬉しいなと思っています。今後も優しいお話を描いていきたいです!
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(文・取材=青木圭介)
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