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2025年11月05日 18:38 ねとらぼ
限定公開( 11 )

登録者数1160万人のインドネシアのYouTuber・Nessie Judge(ネッシー・ジャッジ)さんが、人気ボーイズグループ「NCT DREAM」をゲストに迎えた動画内で、日本の「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の被害者の写真を背景装飾として使用。世界各国から批難を受け、謝罪するも物議を醸しています。
ネッシーさんはインドネシアを拠点に活動するYouTuberで、都市伝説や犯罪事件などを扱うシリーズ「NERROR」で人気を集めています。
11月2日に公開された動画の撮影セットの壁面に、事件の被害者女性の目に黒線が入った状態の写真が額装されて飾られていました。
ネッシーさんは、写真がどういう物であるか理解した上で使用したとし、Xでは「誤解を招いてしまったことについてお詫びします。これだけを切り離して見ると、どれほど悪質か分かります。次回からはもっと注意します」「誰かを傷つけたり、ましてや誰かを侮辱するつもりは全くありませんでした。本当に申し訳ありません」と謝罪。
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また、「ハロウィーンの装飾のために使われた」という指摘に関して、装飾は今回の動画だけのものではなく、かねてより飾られていたと否定し、「チャンネルのメインコーナーのひとつである企画のオマージュとして設置した」「そんな浅い理由でこの写真を使用していない。これまでこの事件を取り上げたことはなかったが、視聴者からのリクエストが多く、ついに特集することにしたため」と使用の背景も説明しています。
一方で、メイン動画はYouTube上では削除されていますが、ネッシーさんはInstagramで「心配しないで、(削除された)動画はまた復活する。再編集中」などとコメントし、現時点でもショート動画は各SNS上で公開されたままで、「被害者の尊厳を軽視している」とさらなる批判が相次いでいます。
SNS上では、 「謝っても許されるものではない。国際的な人権問題です」「なぜ被害者の写真を“演出”に利用するのか」「NCTのメンバーを巻き込む形になっていて不快」「いい加減にしろ」「日本人じゃない人たちがすごい怒ってくれてる。日本人もこれは許したらダメ」「どんな理由があればあの事件の被害者の写真を使おうと思うのか」「あれだけ想像を絶するむごい目に遭ってお亡くなりになった上、刑期も短く本名や写真も保護された犯人とは反対に名前も顔も晒され、敬意も尊厳もない扱われ方をされてしまった被害者の立場が本当に報われない」といったコメントが寄せられ、世界的な波紋を呼んでいます。
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