

久しぶりに実家で夕飯を食べた。母さんの手料理は格別だった。そしてオレの好きなものがたくさん並んでいた。以前は、ミチルもこんな料理を作ってくれていたのにな……そう考えたら、ミチルの料理を受け入れたくなくなってしまったんだ。


今思えば安易な考えだった。でもあのときのオレは本気だったんだ。だからわざとミチルの料理を食べないようにした。そしてこのことを知った母さんに激怒され、家事全般をやらされて、オレはやっと自分のしたことのひどさに気が付いたんだ。


結婚するとき、「ミチルの笑顔をずっと見ていたい」とプロポーズしたのに、いつの間にかオレ自身がミチルから笑顔を奪っていた。
今となっては本当にとんでもないことをしたと反省している。それでもオレを見捨てなかったミチルには感謝しかない。
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これからはミチルたちの笑顔を、ちゃんと守っていきたい。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・んぎまむ 編集・石井弥沙

