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プロ野球南海のリードオフマンで歴代2位の596盗塁を記録し、南海監督を務めた広瀬叔功(ひろせ・よしのり)さんが心不全のため2日に亡くなっていたことが5日、分かった。89歳だった。広島県廿日市市出身。
梨田昌孝氏(日刊スポーツ評論家)コメント
「ぼくが18、19歳のころ、大阪球場の南海戦で三盗を狙った広瀬さんを刺したんです。完璧なスタートで絶対にセーフになると思っておられたそうです。それがアウトになって『お前、すごいな』と言ってくださった。足のスペシャリストのその一言が、ぼくに大きな自信をくれました。引退してNHKの解説者になったとき、日本シリーズ前の解説者陣の会食の際、鶴岡さんや川上さんらそうそうたる方々の前で萎縮していたら、広瀬さんが背中を押して輪に入れて下さいました。優しい言葉を何度もかけていただきました。寂しくてなりません」
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