限定公開( 8 )

アスクルは11月6日、ランサムウェア被害の影響で停止している出荷業務の再開計画を公開した。すでに一部再開している手作業での出荷を7日から順次拡大。12月上旬以降の本格復旧を目指す。
同社はすでに東京都江東区と大阪市の2拠点で、コピー用紙やペーパータオルなど37品目の手作業による出荷を実施している。7日には同様の対応を仙台や横浜、名古屋など5拠点でも実施。いずれもファクスで注文を受け付ける。
12日からは各拠点で対象商品を拡充し、コピー用紙や介護用品、飲料、洗剤など237品目を箱単位で出荷するという。ただし、この時点で出荷能力は従来の1〜2割程度にとどまる。配送にかかる日数も従来より多くなる見込みだ。
11月中旬にはWebサイト「ソロエルアリーナ」での注文を一部再開するほか、東京拠点で医療機器や注射針、ガーゼなど470品目について単品注文の対応も始める。この時点でも出荷能力は従来の1〜2割程度にとどまり、配送にかかる日数も従来より多くなるという。
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その後、12月上旬以降にはASKULブランドのWebサイトからの注文を可能にするなど、従来と同じ出荷体制への復帰を目指す。なお、一連のスケジュールはアスクルグループに限ったもの。アスクル子会社が出荷業務を請け負っているため影響を受けている良品計画などのスケジュールとは異なるとしている。
同社が手掛ける他サービスの復旧状況についても明らかにした。法人向けショッピングサイト「ビズらく」「SOLOEL」は復旧済み。印刷サービス「パプリ」も部分的にサービスを再開している。一方で個人向け通販サイト「LOHACO」はサービス停止が続いており、再開時期は今後告知する。
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