そして、場内の照明が落ち、「PRAISE GOD」が流れ出す。途中で演奏が止まり、静寂に包まれる会場。次に響いたのは、Ye(カニエ・ウェスト)の「Runaway」のイントロだった。SNS上で“来日説”が噂されていたが、まさかの本人登場。「Can’t Tell Me Nothing」「Heartless」「Stronger」「Father Stretch My Hands Pt.1」などを立て続けに披露し、観客を完全にロックオン。盟友であるトラヴィスとの共演は、現在のカニエを巡る複雑な状況も含め、多くの意味を持つサプライズとなった。
「CARNIVAL」「All of The Lights」と続いた“カニエタイム”を経て、ステージは再び『UTOPIA』の世界へ。「TOPIA TWINS」「NO BYSTANDERS」、そしてハイライトの「FE!N」は4回もくり返され、イントロがかかるたびにスタジアム全体が爆発的な盛り上がりを見せた。終盤には「Sicko Mode」「Antidote」「goosebumps」などのキラーチューンを連発し、10年にわたるキャリアの重みと進化を余すことなく提示した。