S耐チャレンジの初戦が富士スピードウェイで開催。4クラス42台がフェアなバトルを展開して無事フィニッシュ

0

2025年11月16日 10:00  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

2025年S耐チャレンジ富士 記念すべき初戦の決勝スタート
 11月16日、ENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第7戦『S耐FINAL大感謝祭』が開催されている静岡県の富士スピードウェイで、併催のジュニアカテゴリー『S耐チャレンジ』の初戦が行われた。4クラス42台が参加した1時間レースは無事に終了している。

 1991年にN1耐久シリーズとしてスタートし、現在では多くのプロドライバーや自動車メーカーが参戦する日本を代表するカテゴリーになったスーパー耐久シリーズ。そのジュニアカテゴリーとして創設されたS耐チャレンジは、モータースポーツの裾野拡大とアマチュアおよび若手ドライバーの育成を目指して新たに開催されるもの。

 決勝日の前日となる15日には、今回行われる初戦の参加者を対象にしたシミュレーター講習などが実施されたS耐チャレンジ。シリーズを運営するスーパー耐久未来機構(STMO)は記者会見で、当初の想定を超えるエントリー希望があったことなどを桑山晴美副理事長が明らかにしていた。

 土曜日にはスーパー耐久シリーズの公式予選終了後にS耐チャレンジの公式予選も行われ、兄カテゴリー同様にAドライバーとBドライバーの合算タイムでスターティンググリッドが決定。迎えた決勝は翌16日の8時25分から記念すべき初戦が開催された。

 S耐チャレンジは、1時間ミニ耐久レースでドライバーは2名1組、メカニックは4名まで、レース中のドライバー交代は1回を義務付けでピットイン時にタイヤローテーション実施、そしてモータースポーツの原点を大切に“ルールを守ってフェアに競い合う”という観点から『万一、競技中に他の車両と接触した場合には、いかなる理由があろうとも予選ならびに決勝結果を最後尾とする』といった基本レギュレーションで争われる。

 2025年のスーパー耐久最終戦富士との併催で行われたS耐久チャレンジの初戦は、ホンダN-ONEのSC-N、マツダ・ロードスターのSC-R、トヨタ・ヴィッツのSC-V、トヨタ・ヤリスのSC-Yという4クラス42台がフェアなレースを展開。ピットストップでは、ジャッキアップ後にリジッドラックをかけて十字レンチでホイールナットを外すという、エアジャッキやインパクトレンチなどを使用しているトップカテゴリーとは異なる、ジュニアカテゴリーならではの光景も見られた。

 レースでは88号車村上モータースロードスターと66号車マルテンサイトロードスターがサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げる場面があったものの、各クラスとも接触といったアクシデントなく無事にチェッカーフラッグ。総合優勝はSC-Rクラスの88号車村上モータースロードスターが獲得し、記念すべきS耐チャレンジ初代ウイナーに輝いている。

 トヨタ・ヤリスによるSC-Yクラスは36号車HC・WinmaX・MIDLAND Yaris、トヨタ・ヴィッツによるSC-Vクラスは505号車おうちの買い方NUTEC制動屋ヴィッツ、ホンダN-ONEによるSC-Nクラスは6号車ラウズRプロμN-ONEがそれぞれクラス優勝を飾った。なお、S耐チャレンジは順位よりも『すべての参加者が主役になれる』ように、完走者全員に賞典が授与される。

 大きなアクシデントなどなく初戦を終えたS耐チャレンジ。スターティンググリッドでも参加している全員が和気あいあいと楽しんでいる様子を感じさせ、参加型レースの原点に立ち返るような雰囲気のレースだった。本格始動となる2026年はスーパー耐久シリーズの併催戦として3大会の開催が計画されており、今後も参加台数の多さから盛り上がることになりそうだ。

[オートスポーツweb 2025年11月16日]

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定