2025MotoGP第22戦バレンシアGP 決勝 スタートシーン 11月16日、2025年MotoGP第22戦バレンシアGP MotoGPクラスの決勝レースがリカルド・トルモ・サーキットで行われ、マルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)が優勝を飾った。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は転倒によりリタイアを喫した。
怪我の影響により今大会はマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が欠場して、代役参戦はWorldSBKのニッコロ・ブレガが務める。さらにアウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)とアレイシ・エスパルガロ(ホンダHRCテスト・チーム)がワイルドカード参戦する。
天候は曇りで、気温が18度、路面温度は19度とあまり変化はなく終始ドライコンディションだ。スプリントレースは13周だったのに対して、決勝レースは27周で争われた。ウォームアップラップ後のグリッド整列時にはフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)がアレイシ・エスパルガロに接触して転倒。モルビデリはピットに戻りレースを1周だけ走行したがピットインしてリタイアした。
レースの遅延はなく、定刻通りスタートを切るとホールショットはベゼッチが奪い、2番手にアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)、3番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)が続く。
オープニングラップの4コーナーではヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)がオーバーラン。それをフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)と小椋のふたりが避けるように同じくオーバーラン。小椋は少しコーナーを膨らんで走行しただけだったが、バニャイアはグラベルに入り低速で転倒を喫して、早々にレースを終えた。
2周目に入ると、先頭はベゼッチ、2番手はアレックス・マルケス、3番手はディ・ジャンアントニオ、4番手はラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)、5番手はペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、6番手はフェルミン・アルデグエル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)、7番手はジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)と続く。
3周目にはディ・ジャンアントニオがラウル・フェルナンデスに抜かれ、4周目にはアコスタにも抜かれて5番手にポジションを下げた。このラップにはミルがロングラップペナルティを消化して14番手に後退した。
7周目の1コーナーでは15番手の小椋が転倒を喫してリタイア。11周目に入るころにはジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が6番手のアルデグエルをパスして、ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)もアルデグエルを追い越そうと試みる。最終コーナーではラウル・フェルナンデスが2番手に浮上して、アレックス・マルケスが3番手に落ちる。
ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)は常に後方を走り、21番手だったが15周目の終わりにピットイン。怪我の影響とみられる。残り10周になるとトップ3のベゼッチ、ラウル・フェルナンデス、アレックス・マルケスはそれぞれ約1秒と約2秒のギャップが開いたが、4番手のアコスタは3番手のアレックス・マルケスの背後にぴったりついて表彰台を狙っている。
20周目に入ると4コーナーでアコスタがアレックス・マルケスをかわして3番手に浮上。アコスタはすぐに逃げていったが、ペースが上がらないアレックス・マルケスは翌周の4コーナーでディ・ジャンアントニオにも抜かれて5番手に後退。22周目には1コーナーでミラーをマリーニがオーバーテイクした。
残り4周、11番手のファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)がスリップダウン。さらに残り2周にはアコスタとディ・ジャンアントニオの3位争いに動きがあり、ディ・ジャンアントニオが前に出る。最終ラップにはアルデグエルがアレックス・マルケスを抜いて5番手に上げた。
これで決着がつき、逃げ切ったベゼッチが今季3勝目を挙げた。2位はラウル・フェルナンデス、3位はディ・ジャンアントニオに軍配が上がり、表彰台はイタリアメーカーが獲得。4位はアコスタ、5位はアルデグエル、6位はアレックス・マルケス、7位はマリーニ、8位はビンダー、9位はミラー、10位はエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)と続いた。
完走は17台。バニャイア、小椋、クアルタラロは転倒。モルビデリ、マルティン、マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)、アレイシ・エスパルガロはピットインしてリタイアを選択した。
[オートスポーツweb 2025年11月16日]