映画原作本が文庫ランキング1位・2位独占 1位『爆弾』、2位『平場の月』がランクイン【オリコンランキング】

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2025年11月21日 04:00  オリコンニュース

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呉勝浩『爆弾』(出版社:講談社/2024年7月12日発売)
 映画『爆弾』(10月31日公開)の原作本で、呉勝浩氏によるミステリー小説『爆弾』が、11月20日発表の最新「オリコン週間文庫ランキング」で2週連続1位を獲得。週間売上は1.7万部で、累積売上は22.4万部となった。

【画像】すごい急上昇…『爆弾』ランキング推移グラフ

 2024年7月の発売直後、2024年7月29日付で最高順位4位を記録しTOP5入り。同年8月12日付の6位が最後のTOP10入りとなっていたが、今年10月31日に映画が封切られると、2025年11月3日付で17位、11月10日付で2位と推移。前週11月17日付で初の1位に躍り出ると、最新の11月24日付でも1位をキープした。

 本作は、東京で爆弾事件を予告する謎の男と、彼を追う刑事たちの攻防を描いたミステリー。『このミステリーがすごい! 2023年版』や『ミステリが読みたい! 2023年版』で1位を獲得した。俳優・山田裕貴主演で映画化され、正体不明の男性を演じた佐藤二朗の“怪演”も話題に。11月10日発表の「第50回報知映画賞」に5部門6ノミネートされ、11日には配給元のワーナー・ブラザースが興行収入10億円(興行通信社調べ)突破を発表した。

 2位には、俳優・堺雅人と井川遥が出演する映画『平場の月』(11月14日公開)の原作本で、朝倉かすみ氏の小説『平場の月』が本作初のTOP3入り。週間売上は1.4万部で、累積売上は9.3万部となった。

 本作は、男女の心の機微を繊細に描いた大人の恋愛小説。第32回山本周五郎賞受賞、第161回直木賞候補となった。2021年11月の発売後、2021年11月29日付から2022年1月24日付まで9週連続でTOP100入り。その後はTOP100圏外となっていたが、今年11月19日の映画公開を前に、2025年11月10日付で13位に急浮上。前週11月17日付で10位に躍り出ると、最新の11月24日付で2位にランクインした。

 同映画の主題歌である星野源「いきどまり」は、同日付「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」で1位を獲得している。

「オリコン週間“本”ランキング」は「2008年4月7日付」よりスタート
「ビジネス書」「新書」は「2008年4月7日付」よりスタート
それ以外のジャンル別・形態別は「2010年5月24日付」よりスタート

<クレジット:オリコン調べ 2025年11月24日付:集計期間:2025年11月10日〜16日>

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  • 矢張り、エンタメ化が成功すると、原作本の売り上げが凄いことになっていますね!
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