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<全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)>◇23日◇宮城・松島町文化観光交流館前〜弘進ゴムアスリートパーク仙台(6区間42・195キロ)
エディオンが再逆転劇から2時間13分50秒で悲願の初優勝を飾った。
1区で水本佳菜(20)が区間賞を獲得する上々スタートを切る。2区の塚本夕藍(19)も力走し、首位を守った。大阪薫英女学院の2人のリレーで流れをつくった。
3区の矢田みくに(26)が区間3位と快走。一方で4区の中島紗弥(26)が区間13位と苦しんだ。首位JP日本郵政グループのカロラインに1・4キロ手前で抜かれたが、41秒差の2位でつないだ。5区の細田あい(29)が徐々にトップとの差を縮め、中継所手前の9・7キロ付近でJP日本郵政Gの太田をかわして再逆転。区間賞の走りで2位に7秒差で後続につないだ。
最後はアンカーの平岡美帆(25)がリードを守り抜き、首位でゴールテープを切った。過去最高の4位から大きくジャンプアップした。
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優勝のテレビインタビューではそれぞれ喜びを口にした。
沢柳厚志監督(49)は「本当に会社の方々とか多くの方々にお世話になってきましたので、恩返しができて本当にうれしいです」。
1区水本は「最初から自分で引っ張ろうってしたのが、ほんまに直前に決心して。でも、そこから最後まで気持ちを切らさずに次の塚本に少しでも間を空けて渡そうと思って走りました」。
2区塚本は「このチームでこうして、優勝チームしか乗れない台(お立ち台)に乗れていることが、ものすごくうれしい」。
3区矢田は「世界陸上の後は駅伝というところで切り替えてきて、チームみんなで厳しい局面も耐えてきた。本当にみんなで練習して来られてうれしかったのと。本当にスタッフさんも監督も選手も含め、もうありがとうの気持ちでいっぱいです。もう本当に『ありがとう』の一言です」。
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4区中島は「ちょっと直前まで本当にチームには不安を持たせちゃったと思うんですけど、しっかりここで優勝に貢献できる走りができてよかったです」
アンカー平岡は「本当に怖くて仕方ない6・7キロだった。本当にきついところでは、チームのみんなで最後に喜びあって、お立ち台でこうやって優勝インタビューを受けているのを想像しながら踏ん張りました。もう今までの人生で一番幸せで、もうこれからもこんな幸せな瞬間はないんじゃないかって思うぐらいうれしかったです」。
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