兵庫ジュニアGP2025に出走予定のゴッドバロック(ユーザー提供:6らたさん) 11月27日(木)に園田競馬場で行われる兵庫ジュニアグランプリ(2歳・JpnII・ダ1400m)。ここから全日本2歳優駿に向かう馬も多く、中央、地方の所属に問わず、重要なステップレースとなっている、
地元から重賞連勝中のエイシンイワシハルが参戦するほか、ホッカイドウ競馬から素質馬2頭が出走。中央馬では1勝クラス特別のなでしこ賞を制したローズカリス、エーデルワイス賞2着のトウカイマシェリが中心になりそう。実力拮抗の好メンバーの中で、ダートグレードのタイトルを手にするのはどの馬か。発走予定日時は27日(木)の15時45分。主な出走予定馬は以下の通り。
■ローズカリス(牝2、栗東・大橋勇樹厩舎)
芝でのデビュー戦は離された4着に終わったが、2戦目でダートに替わって7馬身差の圧勝と高い適性を示す。ヤマボウシ賞でも逃げ粘って2着と見せ場をつくると、なでしこ賞はハナに立って押し切り、1馬身半差で快勝した。砂での3戦はいずれも先手を奪っており、安定した先行力は園田の小回りコースで大きな武器となる。今回もスタートを決めて、自分のかたちに持ち込みたい。
■トウカイマシェリ(牝2、栗東・高柳大輔厩舎)
今年6月のデビュー戦は勝ち馬に離された2着だったが、続く同条件で行われた2戦目は重馬場も気にせず、鋭い末脚を繰り出して白星をゲット。函館2歳Sは相手も強く7着だったものの、初ダートのエーデルワイス賞で2着とまずまずの走りをみせた。今回は距離延長に加えて、初めての一周競馬とふたたび課題も出てくるが、前走での経験を生かして、重賞制覇を目指す。
■ゴッドバロック(牡2、北海道・角川秀樹厩舎)
6戦して一度も馬券圏内を外していない安定株。今年4月にデビュー勝ちを飾り、次戦でも3着に健闘すると、重賞初挑戦の栄冠賞で2着と素質を見せつけた。4戦目のサッポロクラシックCでは1番人気に応えて初タイトル。ネクストスター門別は差し届かず2着だったが、JBC当日の北海道2歳スプリントで3勝目をマークした。好位から運べる自在性を武器に2つ目のタイトル狙う。
■エイシンイワハシル(牡2、兵庫・坂本和也厩舎)
ホッカイドウ競馬所属時には栄冠賞、サッポロクラシックCと2戦連続で今回も対戦するゴッドバロックの後塵を拝したが、園田に移籍初戦の兵庫ジュベナイルCで初タイトルを獲得。続くネクストスター園田では、2番手から楽に抜け出して3馬身半差の圧勝と、完全にきっかけをつかんだ。ダートグレード競走とあって、相手は大幅に強くなるが、地元の利を味方に3連勝といきたい。
そのほかにも、先月19日にデビュー勝ちを飾ったラッキーキッド(牡2、美浦・加藤征弘厩舎)、前走でネクストスター門別を制したスペシャルチャンス(牡2、北海道・田中淳司厩舎)、オキザリス賞3着のエコロレーヴ(牡2、栗東・森秀行厩舎)などが出走を予定している。