写真 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節が26日に行われ、アーセナルはバイエルンを3−1で下した。試合後、アーセナルの勝ち越しゴールを挙げたイングランド代表FWノニ・マドゥエケが、『TNT Sports』を通して喜びの声を届けた。
ともにここまでCL・リーグフェーズで無傷の4連勝を飾っているチーム同士の一戦は、前半の22分に動く。同代表MFブカヨ・サカの蹴った右コーナーキックを、オランダ代表DFユリエン・ティンバーが頭で沈め、アーセナルが得意のセットプレーで先手を取った。しかし、バイエルンも32分、背後を取ったドイツ代表FWセルジュ・ニャブリからの折り返しをU−21同代表MFレナート・カールがダイレクトで沈め、1−1でハーフタイムに突入する。
後半はアーセナルが試合の主導権を掌握。69分、左サイドを破ったイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリからの低弾道のクロスボールを、マドゥエケが押し込んで勝ち越しに成功すると、77分にはイングランド代表MFエベレチ・エゼからのスルーパスで、ラインブレイクしたブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリが、飛び出してきた元ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーを抜き去り、無人のゴールに流し込む。
試合はこのまま3−1でタイムアップ。この結果、アーセナルが今季CLで唯一の開幕5連勝を飾り、今季開幕から公式戦18試合無敗を維持していたバイエルンに初めて土をつけた。
マドゥエケにとっては、これが今夏のアーセナル加入後、嬉しい初ゴールとなった。試合後には、「アーセナルでの初ゴールを決めるのに、これ以上の舞台はなかっただろう。何よりも、チームが勝利を収めたことが本当に嬉しいよ」と心境を明かす。「僕は自分に自信のある選手だから、誰かに『できない』と言われるのは嫌なんだ。だが、ここはそんなことを全く感じない。チームメイトも、監督も、コーチングスタッフも、みんなが僕を信頼してくれている」と、その充実ぶりを言葉にした。
アーセナルはCLで5連勝を飾っただけでなく、今季公式戦19試合を終えて、16勝2分1敗と圧倒的な勝率を叩き出している。マドゥエケは「信じられないような数字だが、僕たちが積み重ねてきた努力も分かっている。試合に臨む時は、『必ず勝つ』という確信を持った上でピッチに立てているんだ」と、今のチームの完成度に自信を示した。
この後、アーセナルは30日にプレミアリーグ第13節でチェルシーの本拠地に乗り込む。現在のプレミアリーグで首位に立つアーセナルと、勝ち点差「6」で追う2位のチェルシーによる、大一番だ。
【ハイライト動画】アーセナル、今季無敗のバイエルン撃破で無傷の5連勝!