京都2歳S2025に出走予定のバルセシート(今年10月撮影、ユーザー提供:Hackdekiさん) 19年の阪神JFを制したレシステンシアの半弟となるバルセシート(牡2、栗東・松下武士厩舎)が、土曜京都11Rの京都2歳ステークス(2歳・GIII・芝2000m)でデビュー2連勝を狙う。
バルセシートは父キズナ、母マラコスタムブラダ、母の父Lizard Islandの血統。半姉のレシステンシアは19年の阪神JF、21年の阪急杯とセントウルSの覇者。GIの2着は20年の桜花賞とNHKマイルC、21年の高松宮記念とスプリンターズSと香港スプリントの5回あった。また、半兄のグラティアスは21年の京成杯を制している。馬名の意味由来は「タンゴ(踊り)の一種。踊るように華麗に勝利することを願って」。キャロットクラブにおいて総額1億円で募集された。
10月に京都芝1600mでデビュー。前半1000mが58秒2のハイペースを中団で追走。直線で仕掛けられると一瞬で後続を突き放し、3馬身半差の圧勝を収めた。この血統でこのレースぶりなら、重賞級のポテンシャルを秘めていることは間違いない。
今回は2000mへの距離延長がカギだが、クラシックを目指す上では避けて通れない道だ。鞍上にはC.デムーロ騎手を確保。あっさりと連勝を果たし、来たる大舞台に弾みをつけてほしい。