勇退の北洋大・大滝敏之監督、日本ハム伊藤大海の沢村賞に「本当に花を添えてくれた」

日本ハム伊藤大海投手（28）が29日、苫小牧市内で行われた、恩師の北洋大（当時苫小牧駒大）大滝敏之監督（71）の勇退パーティーに出席した。駒大中退後、受け入れ支えてくれたのが同監督。同大学は今秋を最後に休部となったが、今後も語り継がれるよう、自身が活躍し続けることを誓った。

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北洋大の大滝監督は日本ハム伊藤の出席を、心から喜んだ。自身勇退の年に沢村賞を受賞し「本当に花を添えてくれたと思います」。プロ入り後も、伊藤の活躍は常にチェック。「“粘り”というのを、さんざっぱら言い続けてきました。大海がプロでも体現してくれてることも、本当にうれしい」。学生時代から、走者が二塁に進むと一気にギアが上がった。そんな当時を思い返し「彼が投げているときは、守りの事は考えなくても良かった」とうれしそうに話した。

伊藤を含め、同大学OB130人が出席。さらに大滝監督の母校駒大や、選手、監督として活躍した、旧たくぎん時代に出会った関係者も含め、計186人がねぎらいに訪れた。「こんなに盛大にやってもらい、こんなに幸せなことはない。OBとか現役の生徒たちが僕の財産。まだ決まってはいませんが、今後はアマチュア球界に貢献できることに注力したい」と新たな人生を思い描いた。