マスカレードボール(撮影:下野雄規) 1981年に創設された国際招待競走。イクイノックスが勝利した2023年には「ロンジンワールドベストレース」を受賞するなど国際的な評価も受けている。東京競馬場芝2400mコースはスタンド前からの発走で高低差2.7m、1周2120.8m(Cコース使用時)の馬場を1周と少々。525.9mの直線を使って2400mにおけるスピードと、そのスピードを持続させる持久力が問われる舞台だ。過去10年間の1〜4着馬はすべて日本調教馬。外国調教馬の勝利は2005年のアルカセットを最後に見ていない。
◎マスカレードボールは日本ダービー2着で、天皇賞(秋)優勝馬。17番枠を引き当ててしまったダービーは前半1000m通過60.0秒というスローペースを中団馬群の外目から追走し、早めに抜け出した勝ち馬を追うように伸びたが、0.1秒差及ばずの2着。前走の天皇賞(秋)は1000m通過62.0秒というスローペースを中団やや後方、馬群の中で追走し、最後は馬場の真ん中を堂々と突き抜けた。上がり3ハロンの推定タイムは32.3秒。後半だけの競馬だったので、消耗は少ないはず。あと一歩に泣いた春シーズンの雪辱を期す。
〇アドマイヤテラは今春の目黒記念優勝馬で、前走の京都大賞典は1番人気4着。3歳時には菊花賞3着しているくらいだから世代では上位の存在だ。武器は豊富なスタミナに裏付けされたロングスパート。前々走の目黒記念では、先行馬を見るような位置でレースを進めると、最後は先に抜け出した2着馬を余裕をもってつかまえた。着差はわずかだったが3着以下には3馬身差。前走の京都大賞典は、久しぶりの実戦の分、最後の直線で切れ負けしたような印象を受けたが、今度は持ち味を生かせるはずだ。
▲ジャスティンパレスは天皇賞(秋)3着。3歳時には菊花賞3着で、4歳時には阪神大賞典と天皇賞(春)に勝って長距離に対する高い適性も示している。それを最後に勝ち星から遠ざかっているが天皇賞(秋)は2着、4着、3着で、宝塚記念は3着、10着、3着。昨年のジャパンCは0.5秒差5着だった。もうひと押しが利かないような惜敗続きだが、ほとんどのレースで良い脚を使っており、ペースと展開に恵まれなかった印象だ。前走のようなスタートが切れればチャンスは広がる。
△サンライズアースは、阪神大賞典優勝馬。当時まだ3勝クラス条件馬の身ながら持ち前のスタミナをいかして6馬身差の圧勝劇を演じた。前走の京都大賞典は2着。この距離のレースとしては先行馬が多い組み合わせになって持ち味が生かせる流れになりそうだ。
凱旋門賞帰りのダービー馬△クロワデュノールと、中東、欧州遠征からの帰国初戦△ダノンデサイル。最後に、前走は海外からの帰国初戦だった△タスティエーラ。東京競馬場2400mコースでダービー馬を無視できない。