ヨシノイースター(撮影:下野雄規) 2006年から芝1200mで行われるようになり、2014年からはジャパンCとともに最終競走に組み入れられている短距離重賞で、京都開催の掉尾を飾るレースだ。舞台となる京都競馬場芝1200mは向正面にある坂の手前からスタートし内回りコースを使用。最後の直線はほぼ平坦の323.4m(Cコース使用時)。コース形態上、ハイペースにはなりにくいが、開催の最後だけに馬場の傷みは考慮する必要があるかもしれない。
◎ヨシノイースターは北九州記念2年連続2着で、今年はトップハンデの58kgを背負い、大外枠からのスタートだっただけに価値が高い。前々走のセントウルSは道中でやや口を割るようなシーンがあってポジションを下げてしまったのが痛かったが、前走のスプリンターズSは中団インコースで脚を溜め、勝ち馬から0.4秒差5着。前残りとなった競馬の中で、ナムラクレア、サトノレーヴから0.1秒差なら胸を張れる。ほとんど経験はないが京都競馬場は競馬をしやすいイメージ。57kgならチャンスはありそうだ。
〇エイシンフェンサーは今春のシルクロードS優勝馬。稍重馬場で行われたこのレースでは、好スタートから22.4秒、33.1秒の速いペースをこの馬なりに中団の外目で追走。スムーズな競馬が出来たとはいえ、最後は弾けるように伸びて2着馬に1馬身半の差を付けて初の重賞タイトルを手中にした。続く高松宮記念は、正攻法から勝ちに行く競馬を試みたが、最後は力尽きた。今回は春の香港遠征以来となるが、たっぷりと間隔をあけており問題ないはず。2つめのタイトルを狙う。
▲ルガルは、昨年のスプリンターズS優勝馬。京都競馬場は[2-3-0-1]と得意にしており、中でも芝1200mは昨年のシルクロードSの勝利、一昨年の京阪杯2着、23年の葵S2着含めて[1-2-0-0]だ。今春の高松宮記念は香港スプリント11着からの帰国初戦で0.9秒差7着。前走のスプリンターズSは香港のチェアマンズSP5着からの帰国初戦で0.8秒差12着。能力は疑いようのない実績馬だが、今回は真価を問われる1戦になりそうだ。
△ナムラクララは紅梅S優勝馬で、前走のオパールSは1番人気2着。正攻法の競馬で先に抜け出した3着をゴール前でつかまえたが、内をすくわれた格好になってしまった。前々走のキーンランドCも3着馬とはハナ差4着。ここを飛躍のきっかけとしたい。
キーンランドC2着△ペアポルックスと北九州記念に勝っている△ヤマニンアルリフラ。最後に先行力を生かせそうな組み合わせになった△カルチャーデイの名前を挙げておく。