
1928年創業、香港を代表する「ザ・ペニンシュラ香港」。“東洋の貴婦人” と称される最高級ホテルに宿泊してきました。
香港取材中に滞在したのですが、いつか絶対にまたプライベートで訪れたい!と強く思うほど、本当にすべてが素晴らしかったんです……!
Trip.comのランキング機能、Trip.Bestで「現地ならではの体験ができるホテル」にランクインしていることにも納得。滞在そのものが旅の目的になる、そんな「ザ・ペニンシュラ香港」の魅力をたっぷりご紹介します。
【格式と心地よさが共存する館内】
香港最古のホテル「ザ・ペニンシュラ香港」は、ペニンシュラグループの旗艦ホテル。白い制服のドアマン「ページボーイ」「ページガール」や、もはや伝統ともいえるアフタヌーンティーなど、ペニンシュラならではの歴史の発祥となった場所です。
ホテルに到着してすぐ、ページボーイが扉を開けてくれるとそこはアールデコ調の格式溢れたロビー。生演奏も聞こえてきます。
そしてレストラン「The Lobby」には、優雅にアフタヌーンティーを楽しむ人々が。早くも高級感に圧倒されそう……。
場違い感にうろたえそうになりましたが、そんな私を温かく迎えてくれるスタッフのホスピタリティに感動。やわらかな笑顔で旅の疲れをねぎらってくれて、お部屋まで一緒に荷物を運んでくれました。
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【完璧すぎるお部屋】
案内されたお部屋はビクトリアハーバーを一望できるパノラマビュー! グランドデラックスハーバービュールーム(キング)です。
内装はシックでエレガントなのですが、枕元には名前入りの「Penベア」が……可愛いし感激だしでなんだかもう、すでに胸がギュウギュウ。
ウェルカムスイーツにフルーツも食べ切れないほど用意されていて、「贅沢ってこういうことなのかあ…」と驚きつつも、心を落ち着けるためにモグモグいただきました。ぜんぶ美味しいよう。
バスルームは映画のセットか何かですか?と聞きたくなるほど豪華。いっぽうで、ベッドサイドのマットには「晩安(おやすみ)」「早安(おはよう)」と書かれていて、なんだかほっこりしてしまう。
室内の設備はすべて手元のタブレット(日本語対応)で操作できるのもすごい。自動で閉まっていくカーテンを見ながら「これ現実なのかな…」と思ってしまうほど。
高級感と親しみやすさ、優雅さと機能性が絶妙に調和した客室は、滞在先としてこれ以上ない理想でした。
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【XO醤発祥のレストラン】
夜は館内にある広東料理のレストラン「スプリングムーン(嘉麟樓)」で。こちらはミシュランの星も獲得しているとのこと。お料理がすべて、見た目にも美しくて……!
味は全体的に思いのほかまろやかで、素材の味をそれぞれ感じられる味わい。円卓にさまざまな調味料があるのは自分好みに味を調整するためなのかも。こちらのレストランが発祥というXO醤も、そうやってより美味しく料理をいただくために生まれたのかな、なんて思います。
また時期的にちょうど「月餅(エッグカスタード)」をいただくことができたのですが、焼き立てだったこともあり、生地のサクホロッとした質感が想像以上!
中の餡の甘みの調和も完璧で、さすがシグニチャースイーツだと唸らされました。こちらは館内のブティックでもおみやげとして購入可能だそうです。
【ずっと食べていたい朝ごはん】
朝食会場は「ザ・ベランダ」で。ビュッフェスタイルなのですが、これまた信じられないくらいの品数のお料理が会場に美しく並んでいます。
取材中、あれこれと食事の機会があり実はずっとお腹いっぱいだったのですが、それでもここでだけはいろいろ食べたい!と食いしん坊の意地が常時発動してしまうほど、魅力的な朝ごはん。
焼き立てのオムレツやクレープ、大根餅におかゆに納豆、国際色豊かなお料理の数々をゆっくり楽しむ時間はとびきり魅力的でした。
【「泊まった」ことが思い出に】
Trip.comに掲載されているホテルの数は、世界230カ国、150万軒以上。「ザ・ペニンシュラ香港」は、その中でも際立つ人気ホテルとしてTrip.Bestのランキングに登場しています。
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取材からもう3カ月近く経ちますが、それでもふと「ザ・ペニンシュラ香港」のことを思い出します。接してくれたすべてのスタッフの皆さんの笑顔や優しさも含めて、あんなに素敵で特別な滞在ははじめてでした。
お部屋までついてきてくれた人やドアを開けてくれた人、たくさんお話したわけでもないのに「あの人たちにはきっともう会えないんだな」と寂しく思うほど。そのくらい、泊まったことそのものがあたたかい思い出になるホテルです。
決して気軽なお値段ではないけれど、いつかの「憧れ」を現実にする際はぜひ、Trip.comから予約してみてください。私もまたいつか、今度は自分で訪れてみたいと心から願っています。
・ザ・ペニンシュラ香港
所在地:Salisbury Road, TST, Kowloon, 油尖旺, 852 香港, 中国
参考リンク:Trip.com、ザ・ペニンシュラ香港
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch
