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2025年12月02日 08:15 ねとらぼ

有名映画の名シーンを、精密なミニチュア模型で再現した動画が、Instagramで注目されています。動画は記事執筆時点で再生数1017万回を突破し、29万1000件以上の“いいね”を集めました。
動画を投稿したのは、スウェーデン在住のInstagramユーザー「Sebastian Jern」(@sebastianjern)さん。このアカウントでは、フィルムメーカー/ビジュアルアーティストである投稿者さんによる、実写映画さながらのミニチュア模型の制作動画が多数公開されています。
今回ご紹介するのは、映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の列車シーンを、精密なミニチュア模型で再現した動画です。同映画では、断崖絶壁に架かる鉄橋を列車が突っ走り、トム・クルーズ演じるイーサン・ハントが車両ごと谷底に落下しそうになる……そんな映画史に残るアクションが話題になりました。
投稿者さんは、そのスリリングなシーンに影響を受けて、自らの手でその世界を全長数メートルに及ぶ大型ミニチュア模型で再現しました。投稿者さんいわく「自分が制作した中でも最大級のミニチュアセットのひとつ」と語っています。
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作品づくりの第一歩は、巨大な岩壁の造形から始まります。投稿者さんのスタジオには青いクロマキー幕が張られ、中央には発泡素材と樹脂を組み合わせて造られた断崖の模型が置かれています。投稿者さんはカッターやスプレーを使って、彫刻家のように岩肌を削り、谷底の陰影を丁寧に作り込んでいきます。
ミニチュアの撮影には、DZOfilm社のX-tract 18‐28mmレンズが使用されました。これは0°/90°/360°で角度を切り替えられる特殊なプローブレンズで、ドローンが谷間を縫うような迫力ある映像を生み出します。
動画の後半では、煙が立ちこめる谷底へ列車が落ちていくシーンが映し出されます。スローモーションで映られた映像は、ハリウッドの大作を凝縮したようなクオリティ。手作業で作られた模型と光とカメラの魔法で、ここまで再現できるということに驚かされます。
動画には、なんと『ミッション:インポッシブル』シリーズの公式アカウントから「完ぺきな仕事だ。よくやった、エージェント」とコメントがつきました。投稿者さんの映画へのリスペクトと、小さな世界に込められた大きな情熱が伝わってくる動画でした。
コメント欄では「すばらしい!」「すごい仕事。本当に見事」「信じられないほどいい作品」「見事なシミュレーション。ジオラマの出来が最高」「リアルなミニチュアモデルってCGIやVFXよりも上だと思う。素晴らしい仕事を続けてほしい!」「すごすぎる!」「君のような人がいればCGIなんて必要ない」「リアルだと思って興奮した」「情熱がすごい」「マジかよ」「うわああああ!」などの声が見られました。
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