ママスタ避けては通れないと言っても過言ではない子どもの反抗期。小学校高学年から高校生ぐらいのお子さんを持つママのなかには、毎日頭を抱えている人もいるのではないでしょうか。先日ママスタコミュニティには、お子さんの反抗期と仕事の両立に悩むシングルマザーの投稿者さんから相談がありました。投稿者さんのお子さんは中学3年生で、部活引退後から反抗期がひどくなったそうです。
『「中学生になるとラクになる」と聞いていましたが、反抗期がひどく(暴言、物に当たる、家の物を破損)、ものすごく手を焼いています。これでは小学生のときのほうがラクだったし、安心して留守番させられました。今では家をあけると激しいきょうだい喧嘩が勃発したり、遊びに出て夜まで帰ってこなかったり。いつか周りに流されてタバコとかに手を出すのではないかと思って、安心して仕事に行けなくなってしまいました。下の子は小学生で学童もあってほぼ毎日習い事もしているので、平日の喧嘩の心配はないんです。子どもに夕飯を食べさせてからまた職場に戻っているのですが、この夕飯後からトラブルが多いのです』
お子さんの反抗期がひどく、毎日思い悩んでいる投稿者さん。このままエスカレートしてしまうのではないかと不安になり、留守番させることもできないと心配していました。そのため仕事どころではないそうですが、シングルマザーのため仕事は辞められないと悩んでいます。この投稿にお子さんの反抗期を経験したママたちから、さまざまなアドバイスが寄せられました。
その状況なら、夜は仕事をせずに家にいたほうがいいのでは?
『仕事しないで家にいたほうがいいと思う。パート先のお子さんも結構荒れていて、学校から呼び出されて帰らなきゃいけないときとかあったよ。家が溜まり場になっていて、帰るとひどいことになっていたらしく、何があるかわからないから家を守りたいと辞めていた』
『塾や習い事の先生から連絡がきて、手がかかり過ぎたので、一旦仕事を中断した。子どもが「仕事を辞めたの? 根性ないな」と言ったので腹が立って「もう中学生だし、あんたたちを信じて仕事を増やしたけど、先生たちから何度も連絡がくるし、仕事にも支障が出るし、あかんかったわ。これ以上、職場の人に迷惑をかけられないからね」と言ったら黙り込んだ。 それから少し大人しくなった』
投稿者さんはシングルマザーのため、1馬力で2人のお子さんを育てています。そのため仕事を頑張って稼がなければいけないという事情も綴られていました。しかし夜の時間帯にお子さんたちを留守番させて仕事に戻ると、そこできょうだい喧嘩が勃発してしまうそう。こうしたお子さんの反抗期の様子を知って、ママたちからは心配の声があがっていました。上のお子さんは投稿者さんがいないことで家で好き勝手やれるため、反抗期のストレスを下のお子さんに簡単にぶつけられる状況です。それだけなでなく、このまま放っておけば家に帰ってこなくなったり、素行のよくないお友達を家に連れ込んだりする可能性もありまよね。下の小学生のお子さんも影響されてしまうかもしれません。実際に子どもの反抗期に寄り添うために仕事を辞めたことがあるママや、知り合いのエピソードも寄せられました。
きょうだいが一緒にいる時間をなるべく減らして、喧嘩を回避
『子どもたちだけにしないようにする。帰宅する時間くらいまでにしたらいいよ』
『2人一緒にしないほうがいいよ。中3を塾に行かせるとかして、バラバラにしないとだよ』
『友達のところは共働きでそこもきょうだい喧嘩がすごくて、曜日別で塾や習い事に行かせていたよ。平日長い時間一緒にならないようにしていたわ』
ただ投稿者さんが仕事を辞めてしまえば一家の稼ぎがなくなりますし、これからお子さんたちの教育費もかかってくるなかで経済的に困窮してしまうでしょう。投稿者さんの職業はわかりませんでしたが、夜ご飯を食べさせてからまた仕事に戻ること、そして夜の仕事のほうが業務のメインであることが綴られていました。たとえば多少収入が減ったとしても夜の業務を減らして調整するなど、今の仕事を続けつつ、お子さんたちが帰宅する時間には家にいられるスタイルに変える方法はどうでしょうか。また自分が家にいない間のきょうだい喧嘩をどうしても止めたいというのであれば、きょうだいだけで家にいる状況を作らない工夫も必要になってくるかもしれません。投稿者さんの夜の仕事が抜けられない日にはお子さんのどちらかを塾や習い事に行かせて、もう1人のお子さんだけに留守番させるというのも選択肢の一つです。
中学生の今、しっかり寄り添わないとこれからもっと大変になるかも
『夜に大人の存在がないのって、やっぱり脇道にそれる可能性が高くなると思う。仕事を調整したり、転職したりできるならしたほうがいいんじゃない?』
『中学生が1番大変だし、1番寄り添わないといけない時期なんだよね』
『辞めるなり、時短か融通のきく仕事にするなりした方がいいと思う。お金は教育ローンを借りるとか、何かないかな。息子さんにグレないでほしいな』
『夜に大人の目がないのが問題なのはわかりきっているのに、それでも仕事するしかないならもうどうしようもないのでは。夜シッター的な人を雇うくらい? でも母親の代わりはいないよ』
投稿者さんは上のお子さんの現状について「ただの反抗期」だと捉えているかもしれません。しかしママたちからすると、夜に投稿者さんがいないこと、それによって必然的に下の子の世話をしないといけない状況などに、不満を抱いているようにも見えるようです。本当はもっと投稿者さんと話をしたり、自分に寄り添ったりしてほしいものの、思春期もあってうまく言葉にできず、家で暴れたり、夜に出歩いたりして発散しているのではないでしょうか。お子さんたちのために働かなければいけない状況は理解できますが、仕事のせいでお子さんたちがグレてしまうのも本末転倒でしょう。非行に走って取り返しのつかないことになる可能性もゼロではありません。ママたちからは「仕事やお金はなんとかできても、子どもにとって母親の代わりはいない」というコメントも。投稿者さんは働き方をなんとか改善し、せめて夜の時間帯は家にいて、上のお子さんとのコミュニケーションの時間をもっと取ってあげられるといいのではないでしょうか。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・マメ美
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