写真 「H&M」がデザイナーコラボレーションの新作として、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)とタッグを組むことを発表した。2005年11月以来、約20年ぶりのコラボとなる。発売は2026年春にH&M店舗および公式オンラインストアで予定されている。
H&Mのデザイナーコラボは2004年当時「シャネル(CHANEL)」のクリエイティブディレクターだったカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)から始まって以来、20年以上にわたり業界屈指の有名デザイナーを起用したコレクションを展開。川久保怜や「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「マルニ(MARNI)」「モスキーノ(MOSCHINO)」「ソニア リキエル(SONIA RYKIEL)」といったデザイナーやブランドとコラボし、近年は「シモーン・ロシャ(Simone Rocha)」(2021年)や「ミュグレー(MUGLER)」「ラバンヌ(rabanne)」とタッグを組んだ。今年10月に秋のコラボとして登場したファッションデザイナー グレン・マーティンス(Glenn Martens)とのコレクションは発売から注目を集め、当日には開店前から行列ができるなど話題を呼んだ。
2005年のストラ・マッカートニーとのコラボは、カール・ラガーフェルドに続くデザイナーコラボ第2弾として発表。約20年ぶりのコラボとなる新作では、ステラのブランドを象徴するスタイルやシルエット、デザインのDNAを落とし込みながら、サステナビリティの先駆者でもあるステラが得意とするリサイクル素材を取り入れたコレクションを展開する予定で、サステナビリティについて語り合ったという。
ステラは「最初のコラボレーションから20年を経てH&Mと再びタッグを組めることにワクワクしています。アーカイヴの作品を見直す作業は本当に楽しい時間でした。この2度目のパートナーシップは、サステナブルで動物に優しいデザインの進化を振り返ると同時に、進むべき道を一緒に考える機会だと思っています」とコメント。H&Mのクリエイティブ・アドバイザーを務めるアン・ソフィー・ヨハンソン(Ann-Sofie Johansson)は、「ステラは常識にとらわれないフェミニンなデザインでファッションを変えてきました。このコレクションには、その魅力が詰まったアイテムが揃っています。サステナブルへの揺るぎない姿勢は、H&Mにとっても刺激的で、プロジェクトに参加できることを嬉しく思います」とコラボについて語っている。
■過去のデザイナーコラボレーション:カール・ラガーフェルド(2004年)ステラ・マッカートニー(2005年)ヴィクター&ロルフ(2006年)ロベルト・カヴァリ(2007年)コム・デ・ギャルソン・バイ・川久保玲(2008年)マシュー・ウィリアムソン(2009年春)ジミー・チュウ(2009年秋)ソニア・ リキエル(2010年春)ランバン(2010年秋)ヴェルサーチェ(2011年)マルニ(2012年春)メゾン・マルタン・マルジェラ(2012年秋)イザベル・マラン(2013年)アレキサンダー・ワン(2014年)バルマン(2015年)KENZO(2016年)Erdem(2017年)Moschino(2018年)Giambattista Valli(2019年)Simone Rocha(2021年)Mugler(2023年春)Rabanne(2023年秋)グレン・マーティンス(2025年秋)