
米Appleは12月1日(現地時間)、機械学習およびAI戦略担当上級副社長のジョン・ジャナンドレア氏が退任し、2026年春に退職するまで同社のアドバイザーを務めると発表した。後任には、米MicrosoftでAI担当のコーポレートバイスプレジデント(CVP)を務めるアマール・スブラマニヤ氏がAI担当副社長として入社し、ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏の直属になる。
LinkedInによると、スブラマニヤ氏は2009年から2025年まで米Googleに在籍し、プリンシパルエンジニアやエンジニアリング担当副社長を務めた後、今年7月にMicrosoft入りしたばかりだった。退社前はGeminiアシスタントのエンジニアリングを統括していた。
Appleは、スブラマニヤ氏の専門知識が「Appleの継続的なイノベーションと将来のApple Intelligenceにとって重要なものになるだろう」としている。
ジャナンドレア氏は、2010年に自身の企業Metaweb TechnologiesのGoogleによる買収でGoogle入りし、多くのAI事業の責任者を務めた後、2018年にAppleに引き抜かれ、同年7月から機械学習およびAI戦略担当上級副社長を務めてきた。
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ティム・クックCEOは発表文で、「AIはこれまでも長らくAppleの戦略の中核」だったとし、「アマール(スブラマニヤ氏)の参加によりクレイグ(フェデリギ氏)のAI関連の責任範囲が拡大する。来年ユーザーに、よりパーソナライズされたSiriをもたらすための我々の取り組みを監督することを含め、クレイグのチームはAppleのAIへの取り組みを推進する上で重要な役割を果たしてきた」と語った。
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