明日3日から日本海側で大雪やふぶきに 山地を中心に積雪急増のおそれ

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2025年12月02日 17:57  日本気象協会

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日本気象協会

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明日3日から4日(木)にかけて、今シーズンに入って最も強い寒気が、日本の上空に流れ込む見込みです。明日3日の夜以降は、日本海側を中心に広く雪が降り、山地では積雪が急増する恐れがあります。また西日本の平地でも、初雪が積雪となる可能性もあります。加えて風も強まるため、ふぶいて見通しが悪くなるところもあるでしょう。やむを得ず雪道を運転される方は、万全の装備を。

東北〜北陸で大雪の恐れ 西日本で積雪するところも

5日(金)にかけて、東北の日本海側や北陸の山沿いを中心に発達した雪雲がかかりやすいでしょう。明日3日から5日(金)にかけての48時間で、70センチ以上の雪が降るところもあり、大雪となりそうです。

また近畿の日本海側や山陰でも明日3日の夕方以降は雨から雪に変わり、4日(木)にかけ、雪が降ったりやんだりしそうです。各地で続々と初雪が観測され、平地でもうっすら雪の積もるところがありそうです。車の運転や足元にお気を付けください。

明日3日の夜から東北から北陸で積雪急増

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明日3日の夜から雪の降り方が一段と強まる恐れがあります。
日本海に注目すると、北風と西風とがぶつかっているところがあります。こうしたところはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれ、特に発達した雪雲が発生しやすい場所です。そのJPCZで形成された発達した雪雲が、明日3日の夜以降、東北の日本海側や新潟県、北陸周辺に続々と流れ込む恐れがあります。山沿いを中心に、短い時間で積雪が急増する恐れもあります。

加えて吹雪にも注意が必要です。日本海側の広い範囲で西よりの風、もしくは北よりの風が強まる見込みです。雪が巻き上げられ、見通しが悪くなり、交通機関に影響が出る恐れもあります。移動を予定している方は気象情報や交通情報などをこまめに確認するようにしてください。またやむを得ず、雪道を車で移動する方は冬用タイヤやチェーンなどの滑り止めなども必要となりそうです。

5日(金)にかけ広い範囲で本格的な寒さに

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雪だけでなく、急な寒さにも注意が必要です。
5日(金)にかけては、本格的な冬の寒さとなるところが多いでしょう。

札幌市では4日(木)は最高気温がマイナス1℃で、今シーズン初めての「真冬日」となりそうです。また関東から九州にかけても日中10℃に届かないところが多いでしょう。冷たい季節風も吹き付け、いっそう寒く感じられそうです。関東から西では、今日の小春日和から一転、急に寒さがやってきます。体調を崩さないように、しっかりとした寒さ対策が必要です。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

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雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

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