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11月29日、高市早苗首相(64)は、年内の首相公邸への引っ越しを視野に内見を行った。
内閣発足から1カ月以上が経過した今も、赤坂の議員宿舎に住む高市氏。ここ数年の首相経験者においては、岸田文雄元首相(68)、石破茂前首相(68)も就任からほどなくして、宿舎から官邸に隣接する公邸に居を移していたが、主な理由は災害発生時などを念頭に置いた危機管理対応だった。
高市氏は11月7日の衆院予算委員会で、立憲民主党・黒岩宇洋議員(59)から危機管理の問題で公邸に移ることを勧められ、南アフリカで行われたG20の出席後、可能な限り早めに引っ越すと発言。そして25日に帰国し、いよいよ内見を行ったのだが、実は公邸にはある“リフォーム”が施されていた。
「高市首相の夫で元衆院議員の山本拓氏(73)が今年に入ってから脳梗塞で倒れ、一時は高市氏が入浴の介助など一人で介護に徹していました。なお、現在の山本氏は車いすを利用しているそうで、このほど公邸の居住スペースがリフォームされ、バリアフリー対応になったと聞いています。首相の公邸入居をめぐっては、菅義偉元首相(76)が在任中に入居せず、野党から“危機管理の心構えの欠如”と厳しい追及を受けたこともあります。リフォームも済んだことで、高市首相も満を持して引っ越すことができるのではないでしょうか」(政治部記者)
そんななか、公邸のバリアフリー化に懐疑的な様子を見せたのが、宝塚歌劇団出身の女優・毬谷友子(65)だ。毬谷は30日、Xを更新し、こう綴った。
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《今朝、総理官邸をバリアフリーにする改装を始めたという記事を見て辞任の考えなんか全くないのだろうなあ。と、暗澹たる気持ちです》(原文ママ)
これまでも、政権への批判をたびたび展開してきた毬谷。投稿の直前には、高市氏が用いる「早苗バッグ」が世界中で脚光を浴びているという記事を引用し、《何処の世界で脚光を浴びているのだ。海外で多少記事になっただけではないか。仮に、本当に世界でバッグが脚光を浴びたとしても「それがどうした。」バッグより御本人が、今、世界でどれだけ危険視されているか。それを報道して下さい》と警鐘を鳴らした。
とはいえ、どのような施設でも、身体に配慮したバリアフリー化が進むのは望ましいことであり、毬谷の主張にはX上で以下のような疑問の声も起こっている。
《女優の毬谷友子さんが高市総理の辞任を望んでいるのはわかる。でもだからといって、公邸のバリアフリー工事を行うことを取り上げて、辞任するつもりがなくてがっかりだと言ってのける神経が、私にはわからない。バリアフリーは障害を持つ人の自立につながることではないのでしょうか》
《スロープの整備なんて基礎的環境整備の一部なんだから、公邸に設置して何が悪い?と思う》
《れいわの木村議員や舩後議員(舩後議員は引退したけど)、立憲の横澤議員みたいにバリアフリーを要する人が政治家になっている以上、彼らが総理になる可能性はゼロじゃあないからねぇ。国会がバリアフリーになったんだから官邸だってバリアフリーになるのは時代の流れだよな。時代に遅れてるな毬谷》
《バリアフリー、素晴らしいじゃないですか 毬谷さんがいつも訴えられている『どんな人にも優しい取り組み』ですよ?》
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