
バドミントン男子シングルス元世界ランク1位で、NTT東日本の選手兼コーチの桃田賢斗(31)が、ピックルボールへの転向に意欲を示した。
2日に東京都内で行われたイベントで、驚く才能を見せた。本業のシャトルよりも約4倍重いとされるボールを軽快にさばき、高いセンスを発揮。本業のプロ選手もうなるほどで「すごくワクワクした。新たな挑戦という意味でも本当にやってみたい」と興奮気味に言った。
バドミントンと同じ広さのコートで「パドル」と呼ばれるラケットで穴の開いたボールを打ち合う米国発祥の競技。トークショーでは桃田がパドルを片手に登場し、「もうどっぷりハマっちゃっています」と興味津々だった。
イベント前にもすでにコートで体験していたといい、「簡単に打てると言えば打てるんですけど、回転だったり(球の)迫力だったり、角度とかすごく奥が深くて。ネットも低そうで高いですし本当に難しいな」と桃田。さらに続けて「絶妙ですね。ボールの大きさ、重さ、考えた人は天才なんじゃないかなって。めちゃくちゃ面白い」と興奮気味に語っていた。
この日、一緒に登壇したピックルボールのプロ選手・船水雄太(32)は元々、ソフトテニス選手。トップアスリートがセカンドキャリアとしても始めやすいのも競技の良さという。
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現在はコーチ兼選手の桃田も「本気でやりたいですね。練習とかもトレーニングとかもどんなトレーニングするかわからない。興味深い」と前のめりで船水の話を聞いていた。
公式戦出場にも意欲的だったが、「出るのであれば、『遊びで出てきてんじゃねぇよ』って言われないぐらいしっかりトレーニングをして練習して出られたらいいな」と競技への敬意を払った。
ただ、「本職はまだ、バドミントンです」と桃田。「チーム戦も続くし、頼られれば『まだ強いぞ』ってところも見せたい。海外のトーナメントもあるので、積極的に参加したい」。元世界王者の“電撃転向”まだ先となりそうだ。
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