“太さ4cm”のソーセージや“真っ黒”パン…「進化系ホットドッグ」人気ナゼ?【THE TIME,】

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2025年12月03日 07:04  TBS NEWS DIG

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ソーセージやパンの素材にこだわった「進化系ホットドッグ」。“ゴロゴロ粗びき”で肉汁じゅわ〜、“和の食材”を使ったホットドッグも人気です。

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 “ビールでマリネ”ジューシーソーセージ

東京・台東区にある自家製ソーセージとクラフトビールの店『THE DAY east tokyo』。

「週に2〜3回は来る」「何十回も来ている」と、リピーターも多い人気店で、自家製のチリビーンズとチーズがトッピングされた「あらびきホットドッグ」(1700円)が人気No1。

THE TIME,マーケティング部 羽田優里奈部員:
「ソーセージが大きい!粗びき肉の一粒一粒がしっかりと立っていて、チリのピリ辛感もジューシーなソーセージと相性抜群」

ソーセージは、豚バラ肉などを“ビールでマリネ”することでよりジューシーな仕上がりに。

さらに、イカスミ入りや紅しょうが&キクラゲなど、日替わりで5種類から選べます。

オーナー・長谷川将人さん:
「ホットドッグ目当てで結構地方から来てくれる方も多い。注文数は約3倍くらいまで増えている」

元3つ星料理人の“究極の一本”

東京・世田谷区にある自家焙煎のコーヒー専門店『chouette torréfacteur laboratoire』でも、ホットドッグ目当ての客が多いとのこと。

元3つ星レストランの料理人でもあるオーナー・高山健二さんが作るのは、“ソーセージ・パン・粒マスタード全て自家製”のホットドッグ。(コーヒー+ホットドッグ・1550円〜※コーヒーの種類によって異なります)

長さ17cmのソーセージは、極粗びきの食感が特徴的で噛みしめるたびに肉の旨味を感じることができ、パンはフランス発祥の菓子パン・ブリオッシュをホットドッグに合うように改良。たっぷり添えられている粒マスタードも絶品です。

専門店続々…ホットドッグなぜ人気?

グルメサイト『食べログ』の調査では、全国のホットドッグ専門店は【2020年:90店】⇒【23年:142店】⇒【25年:203店】と年々増加。(※25年11月21日時点)

一体なぜ、人気なのでしょうか?

『月刊食堂』統括編集長・通山茂之さん:
「客は今すごく“タイパを意識する”。ホットドッグはソーセージをパンに挟むだけなので提供スピードを上げられる。そこにどう付加価値をつけるか。トッピングを盛り盛りにしたり、シンプルなだけに素材を追求して品質を上げていく“進化系ホットドッグ”がきている」

“色鮮やかなパン”が人気

東京・新宿区にある『hotdog stand homeys』は、通山さんオススメの1軒。

「すごく“色鮮やかなパン”を選べて、一見すると味はどうかな?って思うかもしれないけど“非常に美味しい”」

メキシカンドッグやハワイアンドッグなど全16種類が揃う中、一番人気なのは、生地にブラックカカオを練り込んだ“黒いパン”の「チリビーンズチリドッグ 黒いライ麦」(1080円)。

羽田部員:
「カカオのほろ苦さとライ麦の香ばしさ。ソーセージのジューシーな肉汁がパンに染み込んでいてとっても美味しい」

他にも、チリパウダーが練り込まれた「赤いチリ」や、レモンのほのかな香りの「黄色いレモン」とパンだけでも4種類。

トッピングも、アボカドやエビなど11種類から選ぶことができます。

太さ4cm「バチッと弾ける」ソーセージ

「かなりのボリュームで軽食というより“食事系ホットドッグ”」(通山編集長)とオススメなのは、東京・目黒区にある『SKOOKUM HOTDOG DINER』。

看板メニューは、太さ4cmもある極太ソーセージの「スクーカムドッグ」(1780円)。自家製ベーコンやアボカド、トマト、オニオンなどもどっさりトッピングされています。

「ソーセージにハーブみたいなのが入っていて、スモーキーな香りがとっても美味しい」(20代女性)
「ソーセージだけじゃなくてベーコンもすごく美味しい。他では食べたことのない味」(50代女性)

噛んだ瞬間に肉汁がジュワっと押し寄せるソーセージは、バチッと弾ける食感にするために厚みのある豚の腸を使い、燻製しているのだといいます。

オーナー・飯田優作さん:
「試行錯誤の末に、太い方が食べ応えがあってソーセージの肉肉しさを感じられることに気づいた。追求していくとあの大きさになった」

ピクルス代わりに「和の食材」

「一風変わった“和の味”」(通山編集長)とオススメなのは、東京・品川区にある『god dog』。

看板メニューの「ゴッドドッグ」(700円)の特徴は…

店長・満尾 優さん:
「色々なものを試したけど、“焼きそばパンの紅生姜から着想を得て”ガリを持ってきた」

添えられているのは、ピクルスではなく細かく刻んだ「ガリ」。さらに自家製発酵キャベツも挟み、黒胡椒で仕上げた和風のホットドッグです。

羽田部員:
「ガリの爽やかな酸味で後味がすごくさっぱり。パンの甘さとソーセージのジューシーさも引き立ててくれている」

広がる“進化系ホットドッグ”。次はどんな味に出会えるのでしょうか?

(THE TIME,2025年12月1日放送より)

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  • 元は茹でたソーセージが熱くて持てないからパンに挟んだのがホットドッグの起源。食べやすさから生まれたのが味を追求するのは当然の流れ
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