
阪神門別啓人投手(21)が先輩の思いを受け止めた。富田と筒井外野守備兼走塁チーフコーチとともに2日、兵庫県西宮市の市立西宮支援学校を訪れた。
東海大札幌で14学年上の伏見が日本ハムからトレードで加入。入団会見で、門別の姿を追いかけてきたことを明かした上で「年間通して投げ切れないのには何か理由があると思う。一緒に探していきたい」と指摘していた。1年目から大器と呼ばれ、3年目の今季は、初勝利を挙げたものの2勝どまり。メディアを通じて伏見の叱咤(しった)を聞いていた門別は「そう言っていただけるのはすごいうれしい。伏見さんはいろいろ経験されていると思うので、吸収できるところは全て吸収したい」と応じた。
障がいがある生徒と質問コーナーやキャッチボールで交流した。「妹のこともあるので、少しグッときましたが、すごい元気そうな顔を見て、元気が出ましたし、より一層、本当に頑張らないとなっていう気持ちになりました」。小学1年の時、5歳の妹を病で失った。子どもたちを元気づけたいという気持ちは今も力の源になっている。「去年、今年とは気持ちの入り方が全然違う。投げた試合、全部勝つぐらいの勢いでいきたい」と決意を固くした。【柏原誠】
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