
悪魔に売られた少年・鈴木入間が、孫のいない悪魔・サリバンに溺愛され、彼が理事長を務める悪魔の学校に通うことになる魔界学園ファンタジー『魔入りました!入間くん』(西修/秋田書店)。累計発行部数は1900万部を超え、2026年4月からアニメの第4期の放送も決定している人気作品だ。そんな本作初の展覧会「魔入りました!入間くん展〜魔界へようこそ!〜」が東京・大阪の2会場で開催される。
【写真】「魔入りました!入間くん展〜魔界へようこそ!〜」内部の様子
東京はアニメイト池袋本店8階のSpace Galleriaで11月21日(木)から12月22日(月)まで、大阪では年を跨いで2026年の1月23日(金)から2月23日(月)まで開催。生原稿やネームの展示に加え、たくさんのフォトスポットなどで作品世界をそのまま歩くような構成になっている。
入り口の暖簾をくぐると、まず正面に「魔入りました!入間くん展」のビジュアルポスターがお出迎え。紫の壁と柔らかいオレンジ照明の組み合わせが独特の雰囲気を作り、壁一面には生原稿やネームがずらりと貼られている。
入場時には「終末テスト」が配られ、各ブースに展示されているテスト問題を解いていきながら進むギミックとなっている。歩を進め、キャラクター紹介の奥には「サリバンの家」へと続くゲートが。ここにも生原稿が壁に展示されているほか、巨大な入間のベッドや“禁書”である少女漫画『初恋メモリー』の本棚など、作中の要素が随所に組み込まれている。ベッドの大きさからサリバンの溺愛度合いがわかるかもしれない。
職員室のブースではカルエゴが使用しているペンのモデルが展示してあったりと、細かなところまで要注目のポイントが散りばめられている。続く「魔具研究師団」ブースでは「魔具研」でのセリフやシーンを振り返ることができる。”ジャーマンスープレックス”の原画なども並び、『魔入りました!入間くん』の印象的なシーンが続くコーナーだ。
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さらに奥へ進むと、入間くんやアスモデウス・アリス、ウァラク・クララなど主要なキャラたちが並ぶパネルゾーンへ。真ん中には舞台『「魔入りました!入間くん」THE STAGE』で実際に使用していた魔王の椅子が。実際に座って写真の撮影も可能。入間くんたちに囲まれながら、魔王気分を楽しめる。
「収穫祭」「音楽祭」「心臓破り」の名シーンもフォトスポットとして登場。嬉しそうに食べる入間くんや、“SOS”(サリバーン・アウト・ストップ)破壊成功シーンなどと一緒に写真を撮ることができる。バビルス生徒としてのを思い出に残すことが可能だ。
お化け屋敷の展示では、よりおどろおどろしい雰囲気に。頭を3回撫でる「悪魔痛人形」や、一本廊下から来る“それ”など「ガルナのお化け屋敷」が再現されている。ホラーな雰囲気の廊下を進むと、「微笑むガルナ」の肖像画が。横に設置されている剣を抜くと肖像画にも変化があるとかないとか。「魔具研」のお化け屋敷、中々侮れない。お化け屋敷を抜けると打って変わって、『魔入りました!入間くん』の“感動シーン”が集められたスポットに。作中の感動が蘇ってくるブースだ。
出口付近には西修の直筆のサインとイラストが壁に刻まれている。描き下ろしイラストを使用したグッズの販売が行われている物販コーナーもあり、最後まで『魔入りました!入間くん』の世界に没入できる展示会だった。
(文・取材・写真=結理乃)
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