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“おおだい郡司”誕生だ。日本ハム郡司裕也捕手(27)が3日、エスコンフィールドで契約交渉に臨み、今季年俸5500万円から倍増の1億1000万円で更改した。打率2割9分7厘、2年連続2桁本塁打となる10本塁打、42打点をマーク。5月までに3度のサヨナラ打を放つ勝負強さに、複数ポジションを守る万能性も評価された。
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郡司がスター選手の仲間入りを果たした。中日からトレードで加入した23年の年俸975万円から1億円突破へ。「ひとつ野球選手になってからの目標ではあったので、ひとまず良かったなと思います。来年以降、上積みをもっと自分でも期待できるかなと思ってます」と、さらなる高みを見据えた。
新庄監督の粋な発言がアシストとなった。9月23日、本拠地最終戦後のあいさつで「どこを守らせても無難にこなしてくれて、どこの打順でも仕事をしてくれる。これはもう給料3倍上がりますね」と発信。郡司は「ボスからアフターフォローが入りまして『僕が3倍って言ったことによって、3倍までいかなくてもアップ率高くなるから』と言われました」。狙い澄ましたかのような、絶妙な増額だった。
三塁で46、一塁26、本職の捕手で22、左翼で14試合守備に就き、さらに今年は中堅も1試合経験。「僕がいろんなポジションを守ることでチームをうまく潤滑できる。そういう立ち回りの方がファイターズは強くなる」と来季も引き続き、チームになくてはならない存在となる。
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打撃では開幕4番に指名されており、本塁打、打点王の主砲レイエスの後ろに構える可能性が高い。「なるべくレイエスと勝負させる。そういう風にしていきたい」。今季は5月までにサヨナラ打3本。驚異の勝負強さを生かし、強力クリーンアップを形成する。
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